神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩版 公開:2022年11月17日 エリアトップへ

多摩セン「あえる街」20年に ハローキティ 活気生む

社会

公開:2022年11月17日

  • X
  • LINE
  • hatena
駅前階段に装飾されたハローキティ © 2022 SANRIO CO., LTD. TOKYO, JAPAN  著作 株式会社サンリオ
駅前階段に装飾されたハローキティ © 2022 SANRIO CO., LTD. TOKYO, JAPAN  著作 株式会社サンリオ

 多摩センターエリアが「ハローキティにあえる街」となって今年、20年となった。大型商業施設が閉店し、街の活気づくりが叫ばれるなか、起爆剤として白羽の矢が立ったハローキティ。以来、広告塔として同エリアの盛り上げ役を務めてきた。企画を進めてきた多摩市や同エリアの企業らは今月から記念イベントを実施する=中面に関連記事。

 同エリアが「あえる街」になったのは2002年。市の担当者によると、街の象徴的な存在の1つだった商業施設が閉店となり、街が転換期を迎えていた頃だったという。元々、同エリアの賑わいを生んでいた屋内型テーマパーク「サンリオピューロランド」のキャラクターであり、その知名度の高さから新たな賑わいを生み出す存在として、ハローキティに白羽の矢が立った。

 市や周辺企業などは「あえる街」を前面にPRを開始。エリア内にハローキティに関連するものが並ぶようになり、04年にハローキティは多摩センターの親善大使に就任すると、街の広告塔として活動が拡大。現在は同エリアにとどまらず、市の広報にも影響を及ぼす存在となっている。ハローキティの絵柄入り住民票が登場し、ふるさと納税の多摩の返礼品には関連商品が並ぶように。先日は市の環境啓発を目的に同駅の駅前階段にハローキティが登場した。

 市の担当者は「世界的に有名なキャラクター。多摩センターエリアが海外からも注目されるきっかけを生んでくれていると思う。今月と来月は周年イベントを開いていく」と話す。

ファンも歓迎

 ハローキティのファンにも、「あえる街」は快く迎えられているようだ。私設のファンクラブをもつ一人は同エリアを「ハローキティタウンという印象」と話す。「あえる街」になって以来、同エリアでハローキティ関連のイベントが増え、市外から多摩センターを訪問する動機になっているという。「キティちゃんの誰とでも仲良くなれるところが好きなんです」

 一方で、ピューロランドの来場者数が「あえる街」になって以来、増加傾向にあることによる相乗効果も期待できるところだ。多摩地域の景気動向に関する調査にあたるたましん地域経済研究所の担当者は「街の都市イメージ向上だけでなく、市民の街への愛着度を増す効果もあると考えられる」と話している。

多摩版のトップニュース最新6

災害リスク軽減に官民連携

多摩市

災害リスク軽減に官民連携

防災・減災対策事業者と協定

4月25日

ペットボトル分別に効果

多摩市

ペットボトル分別に効果

「回収しない」昨年末から

4月25日

活動半世紀で記念大会

わかば卓球クラブ

活動半世紀で記念大会

16日に市総合体育館で

4月11日

市立小中 給食費無償化に

多摩市

市立小中 給食費無償化に

今年度から 都が半額補助

4月11日

「風化させない」続ける交流

桜ヶ丘商店会連合会

「風化させない」続ける交流

東日本 被災地の学生招く

3月28日

ゲームで避難意識向上へ

多摩市

ゲームで避難意識向上へ

市防災安全課職員が考案

3月28日

あっとほーむデスク

  • 5月11日0:00更新

  • 4月27日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

多摩版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook