伊勢原市商工会青年部の部長に就任した 田中 典章さん 東大竹在住 38歳
”繋がり”を大切に
○…市内を中心に商工業の若手経営者・後継者で組織される伊勢原市商工会青年部。4月17日の総会で23代目部長に就任した。公私ともに様々なキッカケをくれた青年部に感謝し、『繋がり〜我々に今できること〜』をスローガンに掲げた。「様々な職種の人と繋がることで自分の視野が広がります。新しい繋がりになるよう、活動する仲間も増やしたい」と話す。
○…市内東大竹の(有)田中鈑金塗装の2代目。子どもの頃から父親の背中を見て自然と選んだ道だった。秦野南が丘高校から自動車整備の専門学校に進み、自動車ディーラーを経て家業へ。「直った車を受け取りに来る方の気持ちは、新車の納車に似ています。日に焼けた色など、年代にも気を遣い、より目立たない仕上がりを大切にしたい」と微笑む。鈑金・塗装は待つ仕事。技術を磨きながら、自分の新しい可能性を求めて28歳で青年部に入部した。
○…「準備や当日の運営を通じて、部員同士の親交も深まります。終わった時の達成感や感動を味わってほしい」。8月に開催する青年部最大のイベント『大納涼まつり』の準備も始まった。2年前には実行委員長も務め、多くの充実感を得た。「イベントや視察など、今まで培ってきたものを充実させたい。なあなあにならない。当たり前にならない。伊勢原と自分たちの未来のために、+αを求めてお互いを高められる活動をしていきます」と、穏やかで物静かな新部長が後輩たちを引っ張っていく。
○…趣味は幼稚園から続けているサッカー。現在は市内サッカーチーム『30’s』のミッドフィルダーとして、社会人リーグなどで汗を流す。練習には地元ユースの子どもたちも参加、「最近の子は、自分の頃と違って本当に上手い」と苦笑い。2児の父で高校生の長男が小さい頃は一緒にサッカー観戦も。「今は吹奏楽部なんだよね」とちょっと残念そう。見るより自分がやる方が好きなスポーツマンだ。
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