伊勢原手作り甲冑隊の5代目隊長に就任した 滝沢 省吾さん 上粕屋在住 83歳
人との交流が好き
○…自身で厚紙を彩色し、様々な飾りを施した手作りの甲冑を身にまとい、道灌まつりをはじめ、市内外の催しで寸劇などのパフォーマンスを披露する伊勢原手作り甲冑隊。4月27日の総会で新隊長に就任。毎年甲冑教室で隊員を募集しているが「平均年齢78歳と高齢化が進んでいる。これまで以上に市内外に積極的にPRをして人を集め、隊の若返りも果たしたい」と期待を込める。
○…新潟県出身。高校卒業後に川崎へ。生協でポリエチレン製品の製造販売業に従事。伊勢原に移り住んで50年。勤務地が埼玉県だったことから、往復6時間の通勤を25年、70歳まで勤め上げた。「同僚からは転居を進められたが、どうしても土地に馴染めなくて。自然豊かで温暖、大山が見えるのも気に入ってた」と笑う。
○…定年後に妻が入っていたよさこいチームに参加。その仲間から甲冑隊を紹介され、甲冑教室に参加したのがきっかけで入隊した。「もともと城が好きで、天守閣などに飾ってある刀や兜を見るのが好きだった。不器用で工作は苦手だったが、皆で遠征に出るのが楽しかった」。人との交流が好きなことが甲冑隊を続けられた理由だという。隊長職については「プレッシャーはあまりない。隊の運営がうまく進むように皆の意見を聞き、まとめて、行動に移したい」と意気込む。
○…よさこいのほか、甲冑隊にも妻が参加するなど自他ともに認めるおしどり夫婦。「夫婦で出たがりなところが似ている。今年は道灌まつりに2人の孫と妻の4人でパレードに参加する予定」と嬉しそうにほほ笑む。甲冑隊ではホラ貝を吹いて、場を盛り上げてきたが、これからは伊勢原のまちおこしの一役を担う団体の隊長として、進むべき道を示していく。
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