「スポーツ×観光」に脚光 新ジャンルで集客めざす動き
スポーツで旅を楽しむ「スポーツツーリズム」と呼ばれる観光戦略が注目を集めている。全国的な広がりを見せている市民マラソン大会の誘致・開催などがその代表例で、参加者などに地域の魅力を紹介し、もてなすことで経済効果を生み出そうとしている。横須賀市内でもこれをテーマに地域活性を探る動きが活発化している。現状を追った。
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横須賀市と京急電鉄、横須賀商工会議所で組織する「横須賀集客促進実行委員会」では昨年、観光庁の旗振りで募集が行われた「国内スポーツ観光顧客満足度調査業務におけるモニターツアー」に応募、「よこすか東海岸・走水ランニングツアー」と題したプランが採用された(採用は全112ツアー中51ツアー)。
毎年6千人もの市民ランナーを集める「シーサイドマラソン」の人気コースを舞台に、中央エリアからランニングで観音崎まで足を伸ばし、美術館見学やスパ入浴を楽しむ内容で新しいランニングの楽しみ方を提案する。既存施設や観光事業者とも連携することで、地域にお金を落とす仕組みも確立させる。今月11日にはテスト的にイベントを開催する(=中面で詳細)。
また、市民レベルでの動きもある。昨今のロードバイク人気に目を付けたもので、有志グループの「エム×サイ!」が三浦半島をロードバイクツアーのメッカに仕立てようとしている。都心から往復100〜200キロの距離感が「チャレンジライド」に最適で、機動力のあるロードバイクなら点在する観光スポットを楽しみながら周遊できるのだという。
現時点ではアイデアの段階だが、協力者や協賛会社などを広く募って、今春にも具体化させていく。
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