"学食ランチ"で健康に 栄養学の知識活かした独自レシピを考案
県立保健福祉大学の食育活動サークル「シーラボ☆」が考えた日替り学食ランチが、YRP内のカフェレストラン「ローズテリア2」で販売される。料理はヘルシーさが特徴で、京浜急行とのコラボレーション企画で今月末まで開催される。
将来、管理栄養士を志す学生によるオリジナルレシピで、偏りがちな食の見直しや生活改善のきっかけに役立てて欲しいと健康志向のメニューが提供される同企画。今月5日(月)から30日(金)までの平日限定、1食570円(税抜)で販売される。1日の摂取目安が10gとされる塩分は、2〜5gと控え目ながらピリ辛の味付けで食欲増進を図ったり、カロリーの低い十八穀米は満足感を得やすいようドリアにするなど工夫している。
一般の人にもっとYRPエリアに足を運んでもらいたいと、京浜急行が企画提案、去年夏頃から共同で準備を進めてきた。京急担当者は「一般は立ち入りできないというイメージを払拭したい。散歩の合間に気軽に立ち寄って味わって欲しい」と話している。
同サークルは栄養学科在籍の学生33名で構成され、”おいしくて栄養バランスの良い食事の提案”をテーマに、旬や行事・流行を取り入れたレシピの開発や栄養情報の発信といった健康啓発活動を行っている。また、同校の学生食堂にも毎月メニュー提案をしており、月替り定食「シーラボ☆ランチ」は安い・美味しい・ボリューム満点の三拍子で常に好評を得ている。3年生の下田真由美さんは、「栄養素や美味しさはもちろん、味付けや見た目の美しさ、調理方法など総合的にバランスのとれた組み合わせに仕上げるため、最低でも5〜6回は試作を重ねる」と開発過程の苦労を語る。学校側は、授業だけでは学べない社会勉強の場を大切に、今後も積極的なコラボレーションをしていきたいとしている。
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