麺で繋ぐ地域の輪 「カレーに次ぐグルメ」で活性化提案
追浜の商店主らで結成される追浜活性化委員会では、食による街おこしを目的とした「ヨコスカ麺’sフェス2012」を開催する。横須賀を元気にしたいと、各地区の商店街・飲食店との連携を図り、将来は市内各所で開催するご当地イベントとして確立させたい意向だ。
追浜地区では、かつて地域に存在していた塩田にちなみ、塩を使った「おっぱま塩焼そば」を考案。毎週第3日曜に開催される産直朝市「おっぱま夢マルシェ」内で提供し、町内会や地元企業の日産主催のイベントに出張要請があるなど少しずつ地域の看板グルメとなりつつある。
そんな中、今年1月に「これまで培ったノウハウを市内に還元し、横須賀をみんなで盛り上げよう」との声があがった。「美味しい料理は人を笑顔にする。横須賀を元気にするのは食だ」との思いを軸に、既にモデルケースとなっている塩焼そばをヒントに老若男女が楽しめる「麺」と地場食材を使った食イベントを企画。現在、急ピッチで準備が進められている。
同委員会の下澤敏也さんは「各飲食店も以前から地元活性について頭を悩ませていた。集客の起爆剤となりうるこのイベントに大いに関心を持ってメニュー開発に取り掛かってくれている」と反応の良さを感じ「この経験を地元に持ち帰り、独自のカラーに育ててほしい」と波及効果を期待する。イベントに参加する上町大黒堂の大湊雄治さんは「横須賀ブランドの猿島わかめをはじめとした食材の美味しさをまず知ってもらいたい。そこから地域に目を向けて、足を向けてもらうきっかけにしたい」と意欲を見せる。また、市の垣根を越えた特別コラボも実現している。横浜発祥の「ナポリタン」を横浜ブランドにしようと活動する市民グループも参加。横須賀野菜を使った特製ナポリタンも出品される。
今後は各地域に柱となるご当地メニューを確立させ、市内を回遊するように場所を変えながら定期的に実施したいとし、協賛団体を募る働きかけを積極的に行っていく。
横須賀のウマい麺、大集合!!
現在、出品が決定しているのは、追浜活性化委員会「おっぱま塩焼そば」、上町大黒堂「猿島わかめうどん」、大津大黒亭「猿島わかめラーメン」、カフェドクルー「横須賀海軍やきそばカレーパン」、横浜ナポリタン学会「ナポリタン」など。食材や食べ方に工夫を凝らした麺が追浜で一堂に会する。なお、イベント内では実際に食事をした来場者の投票による人気メニューナンバー1も決定する。
日時は7月22日(日)の午前9時〜午後3時まで。追浜駅前(みずほ銀行前B-1広場、追浜三丁目町内会館広場)で開催される。
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