4,378人が「新しい一歩」 13日に「新成人のつどい」
二十歳の門出を祝う「新成人のつどい」が今月13日(月・祝)、不入斗町の横須賀アリーナで行われる。今年のテーマは『新しい一歩』。市内の新成人は、平成5年4月2日から翌年4月1日までに生まれた4378人。「新成人の主張」や「横須賀ゆかりの人物からのメッセージ」など、会を盛り上げるさまざまな企画が用意されている。
今年の市内の新成人は4378人(平成25年11月1日の時点で横須賀市に住民登録のある人)。昨年の4369人と比べ9人増と微増だが、中長期的には市の人口減に伴い減少の一途をたどっている。
13日(月・祝)に行われる「新成人のつどい」では、例年通り市内在住で20歳前後の有志から成る「新成人のつどい実行委員会」がイベントを企画。協賛金を実行委員が市内の企業・団体から募るなど「自分たちの手で作り上げる会」に取り組んでいる。新成人の代表が「新しい一歩」をテーマにスピーチする「新成人の主張」や、地元ゆかりの人物からのお祝いメッセージなど二十歳の門出を盛り上げるさまざまな企画が用意されている。
20年前の横須賀
新成人が生まれた20年前はどのような年だったのだろうか。市内では6月に市長選挙が行われ、横山和夫氏に代わり沢田秀男氏が第31代市長に就任。戦後、文化の発祥地として栄えたEMクラブの跡地によこすか芸術劇場や旧横須賀プリンスホテルヨコスカ・ベイサイド・ポケットなどが竣工し、地元の新しいシンボルとして注目が集まった。当時県内で最大規模を誇った総合福祉会館も完成を迎え、市民の交流拠点となる施設が次々と建設された年であった。
前年に、昭和59年から進めてきた安浦地区の埋め立て工事がおおよそ完了。平成町などの約60万平方メートルの土地に、海辺の特色を生かした新たな交流と発展をめざす「海辺ニュータウン」計画が本格的に始動した。先駆けて完成した「海辺つり公園」は、近隣の住民を中心に好評を得、「時代をリードしてく町」として市民は期待に胸ふくらませた。
全国的には、自民党一党の支配が崩れ、細川連立政権が発足。バブル経済崩壊の影響で不況が深刻化し、「就職氷河期」に突入、雇用不安が広がった。一方で、皇太子・雅子さまの御成婚や、Jリーグの開幕、隣の横浜市では日本一の高さを誇る高層ビル・横浜ランドマークタワーの開業など明るい話題もあった。
流行語には、Jリーグ旋風から生まれた「サポーター」、バブル景気の象徴・ディスコブームから生まれた「お立ち台」などが選ばれている。
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