「トレセン」横須賀に 誘致委員会発足で活動本腰
2020年の東京五輪に向けて、横須賀市に選手強化施設「ナショナルトレーニングセンター」(通称=トレセン)の誘致をめざす委員会が今月2日、立ち上がった。横須賀市や横須賀市体育協会、市議会、商工会議所など25団体78人の委員で構成。神奈川県の支援も取り付けた。会長には同体育協会の竹内英明氏が就いた。トップアスリートの練習拠点を市内に整備することで地域のスポーツ振興や経済活性につなげたい意向だ。
日本オリンピック委員会は、東京都北区にある「味の素ナショナルトレーニングセンター」の拡充施設の新設を国に要望。これを受けて、国は既存施設の隣接地に整備する方向を示している。このほかに御殿場市や八王子市なども誘致に名乗りを上げているのが現状。同委員会では、既存施設の隣接地は狭小で充分な面積を確保できないと見ており、都心から約40Kmという交通利便と屋外競技や水上競技に適した立地条件をPR材料に誘致活動に乗り出す構え。同日に開かれた設立総会で吉田市長は「有望な条件が整っており、既設のトレセンでは対応できない競技に適した環境がある」と可能性を示唆した。
市内の候補地として、屋外競技は衣笠インター付近のY―HEART計画地(地権者は西武鉄道(株))、水上競技は北下浦海浜地を想定。6月下旬に現地視察を行った後に、誘致パンフレットなどを作成して文部科学省への陳情、JOCへの要望を行う計画。年内に委員会総会を開き、進ちょく状況などを報告するという。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>