横須賀市は今年度、経済対策として2つのプレミアム商品券の発行に乗り出す。第一弾となる「横須賀スーパープレミアム商品券」は、販売価格に20%を上乗せした金券で、発行総額18億円は過去に実施した中で最大規模。4月13日(月)から購入希望者の事前申込を行い、7月から販売と運用を開始する。もう一方は「ご当地カード」と呼ばれる地域限定のプリペイドカードで、特定の地域を選んで秋以降に実施する。ともに低迷する市内経済のカンフル剤としたい考えだ。
今月13日から購入申込み
「スーパープレミアム商品券」事業は、横須賀商工会議所が発行元となって実施する。1冊1万2千円分の商品券(額面500円券×24枚つづり)を1万円で販売。還元率は20%となる。割り増し分は、国の地方創生交付金を活用する。
商品券は市内の取り扱い店舗で利用できるが、24枚つづりの内、10枚分は大型店(売り場面積1000平方メートル以上)以外の専用券とし、地域の小規模店に配慮した。6年前に同様の事業を行った際に、商品券の利用が大型店に集中したことを受けて講じた仕組みだ。
商品券の購入は事前申込制で、4月13日(月)から5月31日(日)の期間で受付。申込ハガキのついた案内パンフレットが新聞折込されるほか、市役所、行政センターなどに配架される。当選者には引き換えハガキが送付される。1人あたりの購入限度額を5冊(5万円)とするルールも設けた。
発売開始は7月4日(土)で、市内の信用金庫が取り扱い窓口。同月6日(月)から実際に買い物ができる。
商品券の取扱店の募集も4月6日(月)から始まる。同商議所では、約3000店舗以内を想定しており、事業者に向けた説明会をすでに開いている。
「ご当地カード」は、地域限定で実施するプリペイドカードで、今年度は意欲のある商店街を募って実証実験の形で実施する。カードは買い物履歴などが残る電子媒体のため、消費者の購買行動などを分析することができるうえ、商品券発行等の運営コストも抑えられるという。発行総額3000万円で還元率は20%。市経済部では秋以降の導入を予定している。
横須賀版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>