猿島わかめさるひめ 「柔らかさ味わって」 市内各所で来月まで試食販売
収穫が本格化する前の猿島わかめの新芽「さるひめ」の美味しさを知ってもらうため、市内各所で試食販売が始まっている。柔らかく、シャキシャキとした歯ごたえが特徴で、地元有志グループがブランド化に取り組み今年で4年目。来月12日の販売終了まで、市内外の飲食店約20店でも提供される。
海流が早く、栄養が豊富な猿島周辺で収穫されるわかめ。しかし近年、養殖業を営む漁師が減少。これに危機感を抱いた漁業・飲食店関係者が「猿島海畑活性化研究会」を立ち上げた。養殖棚を共同運営し、飲食店が買い取り保証することで生産者のリスクを軽減し、「猿島わかめ」の普及に努めている。同会ではPRのため、収穫が本格化する前の新芽を「さるひめ」と名付けてブランド化。香りが芳醇で茎まで柔らか、をキャッチフレーズに、即売会や市内飲食店などで提供している。
今月10日に解禁となったさるひめは、昨年11月から植えつけを行ったもの。約1カ月間かけて30〜40cm程に成長した。即売会初日は、約200人が購入。「今しか食べられない食感を味わってほしい」と横須賀中央や上町、久里浜地区でも試食販売が始まった。同会いち押しの食し方でもある「出汁しゃぶしゃぶ」を通行人にふるまうと、味見をした人からは「歯ごたえや厚みが違う」など好評の声が集まった。
創作メニュー続々
市内や横浜南部の飲食店約20店舗では、さるひめを使用したオリジナルメニューを提供。炭火焼タイガー(若松町)では、焼きしゃぶに始まり、天婦羅・ユッケ・スープなどを用意。博多拉麺せぶん(久里浜)ではさるひめをふんだんに盛り付けたラーメンが昨年に続き登場する。
試食販売は来月12日(金)までの毎週土・火・木曜。横須賀中央は三笠ビル商店街入口「花う」、上町は「横須賀 松坂屋」(火・木のみ)、久里浜は「博多拉麺せぶん」前で行われる。午前10時から午後3時。その他の試食販売会場や、さるひめの提供店舗などの詳細は、同会ホームページ【URL】http://yokosuka-saruken.jimdo.com/
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