久里浜商店会協同組合はコミュニティスポット「やすらぎ」を今月14日にオープンした。空き店舗を活用したもので、レンタルボックスとして、利用者の趣味や商品を展示するブースを設置。関東学院大学とも連携し、学生向けの英語教室を6月から開講する。2つの事業で商店街のにぎわい創出を目指す。
個人作品の展示販売も
仲通り商店街の一角にオープンした「やすらぎ」。婦人服店の閉店後、半年間空いていた店舗を活用した。施設内には、大きさにより出店料の異なる32のボックススペースが設けられ、個人が趣味で作った手芸品や、店舗で販売している衣類などの商品が展示されている。森下守久理事長は「店の販促や自身の作品を披露する場として利用してくれれば」と話す。
6月からは関東学院大学で英語を担当している米国人の講師を招き、主に地元の中高生を対象とした「英語コミュニケーションラウンジ」を同店内に開講する。毎週月・火曜日に実施予定で大学の知的資源を地域に還元する。「貴重な体験の場になると思うので、地元の中学生や、通学で駅を利用する高校生などに活用してもらいたい」と期待する森下理事長。学生の足を商店街に近づけることで、活性化につなげる狙いもある。
実学の場として
地域社会と連携したフィールドワークを重視する同大学側にもメリットは大きいという。規矩大義学長は「教員免許取得を目指す学生にもサポートしてもらうことで、彼らにとっても良い経験になるはず」と話す。将来的にはスポーツを通した地元小学生との交流なども行っていく構想があり、「長期的な付き合いを久里浜地域としていきたい」と展望を語っている。
「やすらぎ」は同商店会の運営で午前10時から午後6時。問合せは同事務局【電話】046・834・5488
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