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三浦学苑 「ユーモア表現」会話ロボット 県の研究発表会で最優秀賞

教育

掲載号:2017年1月27日号

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工業技術科の嘉手苅君(左)と太田君
工業技術科の嘉手苅君(左)と太田君

 神奈川県内の工業高校(工業科)に在籍している生徒による「研究発表会」が20日、県立青少年センター(横浜市)で行われ、三浦学苑高校の嘉手苅(かてがる)匠君(3年)と太田星河君(2年)が最優秀賞を受賞した。2人は会話能力を有するロボットを製作、高い技術力を評価された。

質問に冗談で返答

 「robot」と「tell(伝える)」を掛け合わせて2人が命名した会話型ロボット「ロボテル」。備え付けられたマイクに話しかけると、音声データを解析して、質問に合わせてあらかじめデータ化している返答を行うように仕組まれている。「人を楽しませる」をコンセプトにしており、「どうやって動いているのですか」という質問に対しては「小人が動かしています。なんちゃって」などとユーモアのある表現を意識してプログラミングしているのが特徴だ。

 当日はロボットの説明に加え、実演を行ったことが審査員から好評価を受けた。上町在住の嘉手苅君は「最優秀賞はもちろん、展示中に多くの人がロボテルに話しかけて、楽しそうにしていたのが嬉しかった」と笑みを浮かべた。

 研究発表会には12校の生徒が参加。県立横須賀工業高校からは末永愛さん(3年)らが「化学分析技術向上」をテーマに発表した。

人工知能で性能強化

 三浦学苑高校の電気研究会に所属する2人は昨年7月から製作に取り組み、半年かけて「ロボテル」を完成させた。電子の知識が豊富で手先が器用な嘉手苅君がはんだ付けなどを行い、太田君がプログラミングを担当。「2人の長所が上手く活かされた名コンビだった」と指導した田崎民生教諭は受賞を称えている。

 現在は主に一問一答での会話形式で、花言葉の解説や工具の使い方などの質問にも答えられる。パターンは約70通りだが、5分程度で会話のレパートリーを増やすことができるので応用可能性は広い。同校の文化祭で模擬店の紹介をするなどでも活用されてきた。

 生まれたばかりの「ロボテル」は開発途上。今後はカメラを搭載して顔認識を目指す。また、人工知能の機能を高めることで記憶力が向上し、個々人に合わせた会話が行えるようになるなど可能性は尽きない。

 電子系の大学に進む嘉手苅君は「今回の経験で得た技術などを活かして、将来はパソコンなどの開発に携われたら」と話している。

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