神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2017年2月17日 エリアトップへ

横須賀市当初予算 子育て・教育環境充実に重点 待機児童ゼロ対策など

政治

公開:2017年2月17日

  • LINE
  • hatena

 横須賀市は今月13日、2017年度の当初予算を発表した。一般会計の総額は1456億9000万円で、前年度比0・6%減。市税と地方消費税交付金等の減少もあり、財政調整基金からの取り崩し額は61億7000万円に上った。15日に開会した市議会第1回定例会で審議が始まっている。

税収減少「厳しい予算編成」

 吉田雄人市長にとっては2期目最後の予算編成となる。同日行われた会見では、社会保障の経費等が増える中で、厳しい予算編成だったとし「”人づくり”を意識した内容。子育てや教育環境の充実に重点を置いた」と話した。

 重要施策として挙げたのは、市内経済の活性化と雇用の創出。企業誘致やITC事業への支援を強化する。観光集客に関する事業では、スポーツや学会の誘致、観光案内所スカナビiの利便性強化、ナショナルトレーニングセンター拡充施設や東京五輪・パラリンピックの事前キャンプ誘致、横浜DeNAベイスターズ本拠地機能強化による地域活性化などを掲げる。「道の駅」の設置に関する調査研究も行う。

 また、定住促進については、引き続き「住むまち」の都市イメージ向上を目指す。新規事業として、ウインドサーフィンワールドカップ開催と連動した移住体験を実施する。住環境の充実に関しては、「新空き家バンク」の立ち上げや、リフォーム・購入など助成額の拡充で既存住宅の有効活用を狙う。

 教育環境に関連する事業では、学力向上に力を入れる。新たな取り組みは若手教員の指導力強化で、低学年の授業アドバイザーを配置。「土曜寺子屋」の拡充、サポートティーチャーの全校配置、放課後児童対策の推進、中学校完全給食の実施に向けた基本計画も策定する。「英語が学べるまち」を目指した動きでは、日本人・外国人家庭への「ホームビジット」やモデル校での英検3級検定料助成も新たに設ける。

 子育て支援では、待機児童ゼロに向け、認定こども園や分園、小規模保育事業の設置運営に関する補助、保育士の処遇改善のための助成等を拡大、幼児教育の段階的無償化にも取り組んでいく。

サポセン移転取りやめ万代会館も存続へ

 「施設配置適正化」について、分野別計画の一部見直しも明らかになった。万代会館については廃止方針から一転、存続となる。「寄贈者の当初の意向や、地域住民や関係団体から保存活用の声もあり、行政としても連携していく」と説明。産業交流プラザ3階への移転が検討されていた市民活動サポートセンターについては、現状維持とした。「利用者の利便性の確保や設立の経緯を踏まえたもの」と話している。また、1月の教育委員会定例会では、天神島ビジターセンターを存続する見直し計画が公表されており、民間の活力を用いた運営に転換する方向。

 市としては、施設配置適正化計画における面積の縮減(17%)に関しては維持していく考え。

横須賀版のトップニュース最新6

野球復古に奮闘

公立中部活顧問

野球復古に奮闘

未就学児など対象に体験会

5月3日

小児科を開設

追浜湘南病院

小児科を開設

曜日限定、地域医療の受け皿

5月3日

「酒場巡り」夜の経済活発化

SAKEフェス

「酒場巡り」夜の経済活発化

汐入・中央エリア60店規模

4月26日

不用備品メルカリ出品

横須賀市

不用備品メルカリ出品

リユース推進や障害者支援

4月26日

スペース活用で創業応援

安浦町

スペース活用で創業応援

時間貸しのカフェ・オフィス

4月19日

「市民開放エリア」整備

横須賀火力発電所

「市民開放エリア」整備

音楽ライブやスポーツ利用

4月19日

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月3日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook