日産自動車株式会社は5月31日、追浜東町に託児施設「まーちらんど・おっぱま」を開所した。追浜工場(夏島町:高橋徹工場長)の従業員を対象にした施設で、同社では4カ所目、生産工場としては初めての設置となる。独身寮(追浜西ドミトリー)内の集会室を改造したもので、定員は10人。0歳から5歳までを対象に、早番勤務(午前6時半)に併せた5時からの受け入れも可能。土・日・祝日の就業日も利用できるという。
働き続ける環境づくり
追浜工場の従業員2416人のうち、女性は2・6%の64人。その割合は年々伸びており、昨年10月には同社初の女性工長が追浜で誕生している。その一方で、「育児との両立」への不安解消は不可欠となっている。
同社では、ダイバーシティ(多様な人材登用と職場環境の改善)に力を入れており、託児所設置もそのひとつ。開設に当たっては、工場で勤務する女性(技能員)らが検討グループに参加し、意見を持ち寄った。メンバーは「保活が大変だった」という自らの体験や「保育所に入れなかったら仕事を辞めるしかないのか」と後輩たちが悩んでいた状況も目の当たりにしていた。関係者らは「(託児所が)仕事を続けるモチベーションになれば」と期待を述べた。
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