横須賀商工会議所と一般社団法人「sukasuka―ippo(スカスカイッポ)」が連携して行う事業「よこすかテレワーク」がこのほど、地域の新たなチャレンジを表彰する「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」の地方創生賞に入選した。先月29日には、内閣府で表彰式が行われた。
「テレワーク」として横須賀商工会議所と連携している(一社)「sukasuka―ippo」は障害児を持つ親たちが、情報発信を目的に2016年に立ちあげた団体。イベント企画のほか製作部門を設け、パンフレットや名刺作成なども手掛けてきた。メンバーはいずれも、子どもの送迎や通院などがあるために、フルタイムで働くことは難しいという現状がある中で、昨年11月に「よこすかテレワーク」をスタートさせた。商議所と連携したことで仕事の幅が拡大。現在までに保育園のウインドウデザインや「テレワーク」を通した福祉車両のモニター依頼などもあった。人材不足に悩む地元企業と地域内の受発注を活発化させたい商議所の3者に良い循環をもたらしている。また、障害者の働き方の新たな一手段になればという期待もある。
今回選ばれたのは「地域創生賞・ヒト分野」。「地域の変革に向けた機運を醸成しその実現に向けて成功したか」という観点から表彰されるもので、65のエントリーの中から9選に入賞を果たした。これを受けて同団体の五本木愛代表は「テレワークや団体を周知してもらえるきっかけになると思う。今後も実績を積み上げていければ」と話した。同商議所担当者の鈴木奈津子さんは「私も子育てと仕事の両立に悩んだ時期があったので、事業に関われてうれしい。今後も地域企業のニーズを橋渡ししていきたい」と話した。
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