横須賀版 掲載号:2018年10月12日号
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トンネルには物語がある

文化

追浜にある筒井隧道は天井高が約6m。昭和8年に隧道前後の急坂に対応するため路面を切り下げたと言われており、出入口付近の民家の入口はかつての路面と同じ高さだった。住民によると隧道横から地下に軍関係の施設があったという
追浜にある筒井隧道は天井高が約6m。昭和8年に隧道前後の急坂に対応するため路面を切り下げたと言われており、出入口付近の民家の入口はかつての路面と同じ高さだった。住民によると隧道横から地下に軍関係の施設があったという
 マンホールにダム、工場夜景、山城など新しい切り口で観光振興を図る動きが全国的に活発化している。そうした中で横須賀市が着目したのが「トンネル」。日本一の本数に加え、建設目的や時期の多彩さで他のまちの追随を許さないらしい。

 トンネルの見方や楽しみ方を提示するユニークなシンポジウムが7日、横須賀集客促進実行委員の主催で開かれた。トンネルを愛して止まない4人のパネリストが登壇=左下写真。マニアなトークで全国から駆け付けた約200人のトンネルフリークを唸らせた。

 シンポでは、パネリストがトンネルに魅せられた理由や全国、横須賀のおすすめトンネルについて三者三様の見解を発表。隧道マニアとして全国に知られる平沼義之氏は、トンネルの出入り口である坑門と補強のための素材に着目。デザインの意図や建設時期を推定する楽しみを説いたほか、建設された背景を知ることで地域の歴史をより理解できるようになるとした。廃道家を自称する石井あつこ氏は、廃止されたトンネルに足を踏み入れて、往時に思いを馳せるタイムスリップ的な味わい方を熱っぽく語った。

 横須賀のトンネルについて、平沼氏はかつて湘南鷹取に逗子と追浜を結ぶトンネルがあったことを昭和年代の地形図と照らして解説。現地調査をした結果、現在も逗子側のみにその痕跡があることを報告した。

 このほか対象飲食店(10店)で食事するとトンネルカードがもらえるキャンペーンも紹介された。

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