市政報告 「歯と口腔の健康」推進条例が成立 横須賀市議会議員 渡辺光一
6月定例議会において「歯及び口腔の健康づくり推進条例」が可決成立しました。口は栄養摂取の『入り口』であり、栄養を摂取することで私たちの体を作り、維持しています。むし歯や歯周病といった歯科疾患があると、健全な食生活が損なわれ、栄養不足や全身の健康にも大きく影響していくことが懸念されます。
また、主に加齢によるオーラルフレイル(お口の運動機能低下)は、噛んだり、飲み込んだり、また活舌が悪くなり会話の力が低下するなど、食事と社会生活両面に支障をきたします。最初は”ささいな衰え”と軽視してしまいがちですが、やがて誤嚥性肺炎や認知症などに進行するリスクが高まるとも考えられているのです。
●条例の中身は
この条例は、歯と口腔の健康を維持するために、市が市民と歯科・医療等の関係者をつなぎ、相互に連携して一体となって計画的に施策を推進することに加え、各ライフステージの特性に応じた取り組みを推進し、皆さまの健康寿命延伸につなげて行くことを目的としています。
保育園・幼稚園・こども園等での集団フッ化物洗口によるむし歯予防の推進や、児童・生徒がセルフチェック・セルフケアの習慣を身に着けるための学校歯科巡回教室や歯と口の健康づくり教室の実施、さらに成人・高齢期の年代には委託医療機関等で歯周病検診を実施するなど、歯と口腔に関する様々なトラブルに対する予防や早期発見につなげるため、きめ細かな施策を行うことを規定しています。
●議会一丸となり議論
およそ1年にわたって協議を進め、「歯及び口腔の健康づくり」に必要な環境を整備し、市民の皆さまが自主的な取り組みを推進できるよう、協議会のメンバーのみならず、議会も一丸となって目指してまいりました。
この条例の成立を機に、市民の皆さまがさらに歯と口腔の健康に関心を高め、認識を深めていただくことで一人でも多くの健康と命が守られれば幸いです。
横須賀市市議会議員 渡辺光一
横須賀市浦賀5-4-3
TEL:046-844-5968
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