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AI運行バス 本格導入に向け実証実験 テストエリアを拡大

コミュニティ社会

掲載号:2021年7月23日号

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市内を走行する「AI運行バス」=横須賀市提供
市内を走行する「AI運行バス」=横須賀市提供

 スマートフォンアプリなどで配車予約を行い、車両を走らせる乗合交通システム「AI運行バス」の実証実験が今月20日から始まっている。横須賀市と京浜急行電鉄、NTTドコモが2019年12月から3カ月間、市内で実施した取り組みの第2弾。逸見・池上〜汐入町・大滝町・小川町間だったテストエリアを平成町まで拡大するほか、料金体系を見直し、運行時間を増やすなど、民間事業者への本格導入に向けて調整を図っていく。

 NTTドコモが開発を進める「AI運行バス」は、人工知能が配車予約に応じて最適な移動ルートを瞬時に導き出し、目的地まで走行する。乗車定員は5人から9人で、二種免許を持つドライバーが運転。路線バスとは違いルートは不定、タクシーより安価で、時刻表に縛られない住民の新たな移動手段として期待が寄せられている。

 IoTを活用して地域が抱える社会課題を解決する「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ」の一環として、市内では19年12月から20年2月までの3カ月間、バス路線がない逸見・池上から横須賀中央駅、汐入駅周辺をを結ぶエリアで実証実験が実施された。延べ5696人、1日平均約88人が利用したが、人件費や車両維持費、システム運用などのコストが予想以上に掛かってしまうという課題が浮き彫りとなった。

 今回の実証実験では、ノジマモール横須賀やリヴィンよこすか店などの商業施設がある日の出町・平成町までエリアを拡大。運賃は100〜200円値上げし、運行時間を前後1時間増やすなど、民間事業者の運営実現化に向けて採算が取れる仕組み作りをめざす。

 配車予約は、市コールセンターへ電話もしくは専用アプリへの登録が必要。アプリの操作方法に関しては、対象地区のコミュニティセンターや町内会館で講習会を実施。スマホの操作が苦手な高齢者を中心にドコモの店舗スタッフが指導する。アプリを用いれば、オンライン決済が可能となり店舗情報も受け取れる。

 実証実験は来月20日(金)まで。運賃は大人300〜500円、小学生150〜250円、未就学児無料。運行時間は午前7時から午後8時。乗降ポイントは同エリア内全35カ所。車両は京急中央交通と日の出タクシーが1日3台同時に運行する。

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