地域の商店街振興を目的に全国商店街振興連合会が実施する「地域商店街活性化事業」(にぎわい補助金)にこのほど、市内から横須賀市本町商店会、協同組合追浜商盛会、久里浜商店会協同組合の3商店街の事業プランが採択された。早いところでは7月から計画を実行に移すところもある。
本町・追浜・久里浜の3事業
同補助金は地域の活性化とにぎわい創出を目的とした全国レベルの助成事業。来年の消費税率アップを見据えて、商店街の体力強化を支援する。2月末から4月上旬にかけて公募があり、883件の申請に対して767件が採択されている。助成金額も30万円から400万円と大盤振る舞いの状況だ。対象事業も集客力や販売力の向上が見込まれるイベントの開催やマーケティング調査、ガイドブックの発行、インターネットでの情報発信など自由度が高い。
本町商店会では、「毎日がアメリカンなストリートづくり」と銘打った事業を7月から展開する。米兵らが通りを行き交うドブ板通りの地域特性をフルに活用して集客力を高めたい考え。具体的な内容では、地元の食と音楽のコラボイベントを週末を中心に広場で行うほか、アメリカ人と街散策やバーめぐりを楽しみながら英会話を学ぶ体験講座を用意する。土産品として、ドブ板オリジナルの缶詰タイプ(ミリタリーメシ)の横須賀海軍カレー販売も準備している。横須賀市などが実施するドル紙幣で買い物を楽しんでもらう「ドル旅」との相乗効果を狙う。
インターネット動画による店舗情報の発信に取り組むのが追浜商盛会。大型マンション開発で若い子育て世代が増加している現状を捉えて、店舗(店主)のこだわりや逸品を紹介する1〜2分間のPR動画を作成する。追浜エリアに特化した情報サイト「おっぱまタウン」で秋ごろを目途に公開していく計画。近隣の関東学院大、横浜市大の大学生と連携してメディアを活用した情報発信の体制づくりも以降の展開として視野に入れている。
久里浜商店会では、コミュニティガイドブックを発行する。近隣住民の商店街への来訪を促す店舗紹介に加え、商店街が実施しているイベントや地域の防災マップなどの情報を掲載。観光客にも活用してもらえるよう、地域ガイド的な要素も盛り込む。
10月から12月の歳末商戦に向けて配布する方向で製作を進めるという。
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