栃木県で6日に開幕した関東女子中学校バスケットボール大会に、市内勢として14年ぶりに県大会を制した坂本中学校が2年連続で出場する。7日に初戦を迎え、ベスト4以上に与えられる全国大会の出場権獲得を目指す。
栃木県で7日に初戦
坂本中は横須賀地区予選から県大会まで、公式戦12連勝中と勢いに乗ったまま関東大会に挑む。チームの中心は主将の池田沙紀選手(3年)とエース奥山理々嘉(りりか)選手(3年)。県選抜でも主将を務める池田選手はゲームの組み立て役も担いながら、常に仲間に声をかけ続け、チームを支える。U―16日本代表候補の奥山選手は抜群のシュートセンスの持ち主。どこからでも狙える広いシュートエリアが特徴だ。この2人が注目されがちだが、チームの強みは選手層の厚さ。瀬川大樹監督は「誰が出ても勝てるチームに」と積極的に遠征へ。愛知や埼玉など、全国レベルの中学生、時には高校生とも試合を重ね、多くの部員に経験と自信を植え付けた。
成果が表れたのが先月末の県大会。2回戦を勝ち上がった直後、奥山選手が体調不良で満足に試合に出られない状況に陥った。得点源を失ったが、練習の大半を費やしてきた「粘り強い守り」を武器に勝ち上がっていった。失点数はベスト4の中で最少だった。決勝リーグ最終戦は昨冬の県大会決勝で敗れた相模女子。残り5分で9点差のビハインドから奥山選手を投入、エースを中心にゲームをひっくり返した。「前回は県選抜のメンバーらに頼りがちだったが、今回はそれ以外のメンバーが堂々とプレーしているのが印象的だった」と敵将の田島稔監督の言葉が坂本中の成長を物語る。
目標はあくまで”全国制覇”。チームで作った日めくりカレンダーは全国大会決勝の日付に合わせたカウントダウン式になっている。数字が「0」になるその日に向けて、まずは関東を突破する。
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