神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2018年1月26日 エリアトップへ

千代ヶ崎砲台跡 発掘戦跡公開へ

社会

公開:2018年1月26日

  • LINE
  • hatena
掘り起こされた第三砲座跡。保存状態は極めて良好だ
掘り起こされた第三砲座跡。保存状態は極めて良好だ

 明治後期に灯明堂近くの丘陵地に築かれた陸軍要塞の「千代ヶ崎砲台跡」(西浦賀6の17)で、未発掘だった第三砲座跡の掘り起こしを横須賀市が行った。砲床部の石積みや弾室(砲弾置場)、塁道から砲座に繋がる出入口などが良好な状態で残っており、貴重な戦争遺跡として保存活用される見通しだ。来月に行われる市主催の発掘調査見学会で一般に初公開される。

土砂に埋蔵の第三砲座跡

 千代ヶ崎砲台跡は2015年に国の史跡指定を受けている。3つの砲座が南北の直線上に配置されており、今回掘り出された第三砲座は一番北側に位置している。

 同砲台跡がある敷地は戦後、海上自衛隊が通信施設として使用しており、第二・三の砲座群は土地利用のために埋められたという。2015年に防衛省が第二のみ現状回復。土砂に埋没していた第三の発掘調査を昨年11月から市が独自に進めていた。左翼観測所の残骸も掘り出されている。

 首都防備の役割を担った東京湾要塞の中でも千代ヶ崎砲台は、後期に建造されたもので砲座につながる弾薬庫などは雨水の侵入対策に焼過煉瓦が採用されているほか、天井部がコンクリート造になっており、近代建築と土木技術の発展過程が見て取れる。隣接する民有地(観光農園)にも同様の機能を持った戦跡が数々残されている。

第三砲座跡発掘調査見学会

 市教育委員会生涯学習課の主催で2月17日(土)・18日(日)・の両日、「第三砲座跡・左翼観測所跡」の発掘調査現場見学会が開かれる。自由見学となるが、調査を行った担当職員による解説が聞ける。地下施設も見ることができる。時間は各日午前10時から午後3時。申し込み不要で現地集合・解散。参加費無料。詳細は同課【電話】046・822・8484
 

横須賀版のトップニュース最新6

野球復古に奮闘

公立中部活顧問

野球復古に奮闘

未就学児など対象に体験会

5月3日

小児科を開設

追浜湘南病院

小児科を開設

曜日限定、地域医療の受け皿

5月3日

「酒場巡り」夜の経済活発化

SAKEフェス

「酒場巡り」夜の経済活発化

汐入・中央エリア60店規模

4月26日

不用備品メルカリ出品

横須賀市

不用備品メルカリ出品

リユース推進や障害者支援

4月26日

スペース活用で創業応援

安浦町

スペース活用で創業応援

時間貸しのカフェ・オフィス

4月19日

「市民開放エリア」整備

横須賀火力発電所

「市民開放エリア」整備

音楽ライブやスポーツ利用

4月19日

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月3日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook