神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2019年8月2日 エリアトップへ

チームクロシオ 「深海探査」世界準Vの技術 横須賀ゆかり調査メンバー報告

社会

公開:2019年8月2日

  • LINE
  • hatena
深海海底調査の無人ロボットの前で報告を行った4人のメンバー
深海海底調査の無人ロボットの前で報告を行った4人のメンバー

 光が届かない暗黒の世界「深海」の探査技術を競う国際大会で準優勝の快挙を成し遂げた「チーム・クロシオ」のメンバーが先月26日、ヨコスカ・ベイサイド・ポケットで市民向け報告会を開いた。世界の32チームが参加した大会の様子とともに、深海の謎を追う日頃の活動を紹介した。市内に点在する研究機関との連携を深めている横須賀市が主催。児童を含む350人の聴衆が熱心に耳を傾けた。

 「チーム・クロシオ」は、横須賀市内に拠点を置く国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)と日本海洋事業株式会社の職員らで構成。ギリシャ南部のカラマタ沖で開かれた無人ロボットを使って海底地形図を作成する大会「シェル・オーシャン・ディスカバリー・エックスプライズ」(アメリカ/XPRIZE財団主催)に挑んだ。未だ謎が多い深海を解明するために必要となる測量技術を競うもので、昨年の11月から12月にかけて決勝ラウンドが開かれた。

 報告会のステージ上には、大会で使用した無人ロボットと同じサイズのレプリカが飾られ、4人のメンバーがそれぞれの取り組みを話した。

 水深200m以上の海域である深海は電波が届かないため、音波の跳ね返りを利用して海底の状況を把握することを説明。

平均水深3800mの海域に無人ロボットを送り込み陸上で操作しながらデータを収集、短時間で地形図を作成する。大会ではこれの精密さなどが競われた。競技海域には支援母船も立ち入りが出来ないルールなども紹介した。

 これらの深海探査技術は、地震メカニズムの解明やメタンハイドレートやレアメタルなどの海底資源獲得、地球温暖化の予測などに応用されることも報告された。

 メンバーの1人は「深海は人類に残されたフロンティア。未来の子どもたちにも海や地球の謎を解明する研究に足を踏み入れて欲しい」と呼び掛けた。

横須賀版のトップニュース最新6

野球復古に奮闘

公立中部活顧問

野球復古に奮闘

未就学児など対象に体験会

5月3日

小児科を開設

追浜湘南病院

小児科を開設

曜日限定、地域医療の受け皿

5月3日

「酒場巡り」夜の経済活発化

SAKEフェス

「酒場巡り」夜の経済活発化

汐入・中央エリア60店規模

4月26日

不用備品メルカリ出品

横須賀市

不用備品メルカリ出品

リユース推進や障害者支援

4月26日

スペース活用で創業応援

安浦町

スペース活用で創業応援

時間貸しのカフェ・オフィス

4月19日

「市民開放エリア」整備

横須賀火力発電所

「市民開放エリア」整備

音楽ライブやスポーツ利用

4月19日

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月3日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook