横須賀市は、2020年の東京五輪で新たに実施される自転車競技BMXの国内大会「全日本BMXジャパンカップシリーズ第1戦」の開催誘致に向け動いている。会場はうみかぜ公園で、来年5月の開催を目指す。
大会では、ジャンプ台を使い様々なテクニックの難易度や完成度を競う競技で五輪種目になっている「フリースタイルパーク」と、舗装された平らな地面で足をつかずにバランスを取りながら技を披露する、24年パリ五輪の追加種目として有力視されている「フリースタイルフラットランド」を実施。東京五輪出場選手も参加する見込みだという。
日程は5月8日から10日を想定。市は誘致に向け大会を主催する全日本フリースタイルBMX連盟に開催費用の一部の3000万円を補助。そのうち2000万円は企業からの寄付金を募る。2019年度一般会計補正予算案に計上し、開会中の12月定例会に提出。狙いとして「スポーツによるまちづくり」を定着させることで、市のイメージ向上や市民活動の創出を掲げる。
機運の上昇期待
公郷町にある市内唯一のBMX専門店「BMX SHOP CAVE」の店主・福田秀樹さんは、「後につながる形になってほしい」と話す。現状、うみかぜ公園にある設備では競技実施は難しく、市によると大会は特設で専用のジャンプ台を用意する予定だという。
県内では本格的な設備を有している横浜市や藤沢市などで、選手育成の環境が整っている。
福田さんは「競技への市民の関心が高まることで、将来的には横須賀に専用の設備が整ったら嬉しい」と期待した。
「地元競技熱高めたい」大和(おわ)晴彦さん
湘南鷹取在住で、「フリースタイルパーク」のプロライダーである高校2年生の大和晴彦さん(CHIMERA DREAM SEED所属)も大会に出場する予定。
大和さんは昨年岡山で開かれた全日本選手権で準優勝を果たすなど国内トップレベルの実力を持つ。定時制高校に通いながら国内外問わず転戦し腕を磨いている。
小学3年生から競技をはじめ、中学生頃までうみかぜ公園で日々練習を積んできた。「地元の友達にも見に来てもらいたい」と話した。
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