現在リニューアル工事中の大型商業施設「旧ショッパーズプラザ横須賀」の再開が今年4月下旬を予定していることが分かった。またフロア構成やコンセプトなど、施設概要に関する新たな情報も明らかになった。
「ショッパーズ」は1991年、ボウリング場や映画館などを有する、市内最大の複合型商業施設として開業。以来30年近く汐入の顔として営業を続けてきた。施設の老朽化や周辺に大型競合商業施設が増えたことなどからテコ入れ策として大幅なリニューアル工事を行うため、昨年3月に一時閉店。周辺住民や商店街などからその動向に注目が集まっている。
「コト」の消費も
新施設のコンセプトは地元食材の販売展開といったこだわりの「食」の提供、その場に行かないと体験できない、いわゆる「コト」、100以上の人気テナントを誘致し、買い物を楽しめる場―という3本柱から構成される。
また明らかになったフロア構成では、6階でボウリング場を再開。5階にはフィットネスやカルチャースペースを設ける。市民から要望の高かった、市内唯一となるシネマコンプレックスを4階で復活させ、書店と喫茶スペースを組み合わせたブックカフェが新たな目玉の一つとして登場する。700席を有する大型フードコートのほか、サークルや学生たちの発表の場として親しまれてきたセンターステージも残す方向で話が進められている。
地元との連携継続
施設オーナー企業のアジア・パシフィック・ランド・リミテッドは2016年に北九州にある「小倉サニーサイドモール」のリニューアルも手掛け、好評を得ている。その経験を活かし、横須賀での復活にも自信を見せる。担当者は「顧客のニーズや街の特徴に合わせ、尊重しながら地元の産業全体も潤うような施設にしていきたい」と話す。
長年「ショッパーズ」と協力関係を築き、定期的にイベントを開催して地元を盛り上げてきたドブ板通り商店街振興組合理事長の越川昌光さんは「本町で商売をする同じ立場として、今までのように協力し合える関係を引き続き作っていきたい」と新たな施設にも期待を寄せる。
正式なオープン日や新たな施設名称、具体的な入居テナント等の情報は2月以降の発表を予定している。
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