横須賀市は6月定例議会で第3次補正予算案を提出した。総額1億9290万円で新型コロナウイルス感染症対策に関しては、地域活動の回復、新たな生活様式への対応など7項目。このほか長井海の手公園「ソレイユの丘」などの交流拠点機能拡充事業では、今年度中に新たな指定管理者を公募し、2023年4月にリニューアルする計画も示された。
新型コロナ対策に関する補正予算は、4月・6月臨時議会に続いて3回目。4月以降、感染拡大の防止、雇用維持と事業継続など喫緊の対応を行ってきたが、今回は、地域活動の回復と新たな生活様式に関する事項を中心としている。
「地域活動の回復」については、今後のインバウンドや市外からの観光誘客の下地作りとなるもの。「ツアーバス誘致事業」では、市内の商業施設・飲食店や観光施設などへのツアーバスを企画する旅行会社への補助を引き上げ。「浄楽寺の運慶仏像を活用した西地区観光活性化事業」は、同地区の観光拠点の基盤を整えるため、運慶作の仏像を5体有する芦名の浄楽寺を起点に観光コンテンツを充実化していく。このほか、既存事業の拡充として、「サイクルツーリズムモデル事業」「eスポーツ」や新たなスポーツ(BMXなど)への支援強化、NTTとの連携によるICT地域活性化なども盛り込まれている。
交流拠点機能を拡充
市議会では、「ソレイユの丘」の今後の整備方針の計画も示された。15年から指定管理者による運営を行っており、昨年度は、市が隣接地を取得。今後は「Park─PFI(公募設置管理制度)」を導入し、観光交流拠点として、機能拡充を目指す。コンセプトは「海と大地のエンターテイメント・パーク」。地元食材の活用や宿泊機能の導入、現施設の更新や再整備も行い、集客力を強化していく考え。また、荒崎公園や長井地区との拠点間連携にも力を入れていく。今年度中に新たな事業者の公募を行い、23年4月のリニューアルオープンを目指している。
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