横須賀市の上地克明市長は今月4日、年頭の記者会見を開き、新年のスローガンとして「希望と和合」を掲げた。コロナ禍で分断が生じた昨年の社会状況を憂い、「心と心の繋がり大切にしながら、希望を持って前に進む願いを込めた」と述べた。
市長選「来年度予算組んで判断」
会見の場では、記者団から12月になって急拡大した市内の新型コロナの感染状況を問われると、昨年末に公表した抗体検査で抗体保有率が0・44%だった結果を持ち出し、「人口一人あたりの陽性率では東京都と等しい」とし、市中感染が広がっていることへの危機感を示した。
飲食店などへの営業時間短縮の要請については、「市として出すことはない。すべての責任を飲食店に帰することはできない。経済面からも”3密”を避けながら営業を継続することが望ましい」と自身の考えを述べた。
6月に控える市長選挙に質問が及ぶと、「今はまったくの白紙。コロナで頭がいっぱい」ときっぱり。判断時期を求められると、「来年度の予算を組んだ際に、(自身が掲げた)公約の達成状況とコロナ収束の行方をじっくり考えて結論を出す」と答えるにとどめた。
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