横須賀市は2020年3月に策定した「公立保育園再編実施計画」に基づき、森崎保育園とハイランド保育園を統合し、(仮称)南こども園を新設整備する。8月10日の市長会見で明らかになった。久里浜公園内にあるプール敷地を転用し、26年4月の開園を予定している。
公立保育園の再編について市は、待機児童解消や多様な保育ニーズへの対応などを目的に、「幼保連携型認定こども園」の開設や民営化などを進めている。中央地区では鶴が丘・上町保育園を統合し、市職員厚生会館を改修して来年4月に(仮称)中央こども園を開園。(仮称)南こども園はこれに続くもの。森崎・ハイランド両保育園とも園舎の築年数は40年を超えており、老朽化も問題となっていた。
プール敷地を転用
開設場所は久里浜公園(久里浜6丁目)で、プールの敷地を転用する。プール自体は23年の夏季営業後に廃止し、その跡地に園舎等を新築する。立地選定については、統合する両園のほぼ中間に位置し、小学校や高校グラウンド、南図書館・南体育館などと隣接する静かな文教地区であり、電車や車でのアクセスが良く、保護者が送迎しやすいことなどを理由にあげている。
幼稚園と保育所の機能を併設した「幼保連携型」のこども園で定員は160人(予定)。公園内への保育所等設置は全国で約30件ほどあるが、公立保育所等としては県内初。開設に向けては、来年度、園舎の基本設計を行い、プール解体や跡地全体の整備の後、26年4月の開園を目指す。
市の再編実施計画ではこのほかに、追浜地区で追浜保育園を移転新築した(仮称)北こども園の新設も盛り込まれている。
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