横須賀市は4月27日、アーバンスポーツのひとつであるBMXの競技団体「全日本フリースタイルBMX連盟」と地域活性化をめざす連携協定を結んだ。協定の目玉として、7月22日(金)から3日間、平成町のうみかぜ公園を会場に国内のトップライダーが集うジャパンカップを開催することも発表した。上地克明市長が旗を振るスポーツ・エンタメ路線をさらに推し進める。
アーバンスポーツとは、若い世代に人気のあるBMXやスケートボード、スポーツクライミングなどを指す言葉。公園や広場、ストリートといった「都市」が活動の舞台となる。音楽やファッションとも融合し、若者文化の象徴として捉えられてきたが、東京五輪種目に採用されたことで競技としても熱い視線が注がれている。
アーバンスポーツの振興について、上地市長は「自由で開放的だったかつての横須賀の雰囲気を呼び戻し、若者が集まる街にできれば」と狙いを説明。大会の開催場所を探していた連盟に呼び掛け、自治体として初めて大会を誘致した。会場では民間事業者の協力で最新のICT技術を活用したライブ配信を行うほか、地元商店街と連携して、来場者の市内周遊を促すスタンプラリーなども実施する。将来的にはBMXとスケートボード、ストリートダンスとの同時展開もめざす。
このほか連携の具体例として、トップライダーによる小学校訪問や体験会を開くことでファンの拡大を図る。BMXに適した環境整備の一環として、連盟が今大会で用意するジャンプ台などのパーク施設を市内に常設して「聖地化」をめざす。
連盟の出口智嗣理事長は「アーバンスポーツが抱える問題に愛好者のマナーなどがあるが、これをクリアにする取り組みも横須賀市と一緒に進めたい」と話した。
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