神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2023年9月22日 エリアトップへ

ビール醸造所 障がい者の働く場を創出 クラファンで支援募る

社会

公開:2023年9月22日

  • LINE
  • hatena
摘果ミカンなどを活用したビール造りで食品ロス削減にも取り組む藤堂さん
摘果ミカンなどを活用したビール造りで食品ロス削減にも取り組む藤堂さん

 久里浜商店街にあるクラフトビール醸造所「法龍山麦酒」では、新商品開発による地域の盛り上げや発達障がい者の就労機会の創出をめざしたクラウドファンディングを行っている。自身も障がいのある店主が、生きづらさを感じた経験を活かして働きやすい職場づくりに取り組む。期間は10月16日(月)まで。

 醸造責任者の藤堂曜平さん=人物風土記で紹介=は、野比にある「法龍山 最光寺」の生まれ。「僧侶が醸す”寺(じ)(地)ビール”」と銘打ち、注ぎたてが味わえる立ち飲みカウンターを併設した工房を今年4月にオープン。走水の湧水を使い、オリジナルレシピで作ったクラフトビールが人気を博している。

 クラフトビールの魅力発信や摘果実など未利用農産物を使ったSDGsへの貢献と並んで、「発達障がいがある人など、多様な人材の雇用を通じた社会貢献をめざす」との理念を掲げる藤堂さん。「私も発達障がいがあり、社会に出て働くことや生きづらさを感じながら生活をしてきた。どんな特性を持つ人でも個性を尊重してのびのびと働ける場を作りたかった」と語り、クラウドファンディングで広く支援を呼びかける。

 また、食と健やかな心身を大切にする寺の教えからアイデアを得た「薬膳ビール」の開発も構想。国際中医師・国際中医薬膳師が監修した”おいしくて身体にやさしいビール”を新たな看板商品として根付かせ、健康増進やにぎわいづくりなどでも「地域に貢献したい」としている。

 目標金額は200万円。発達障がいがある人を新たに雇用するための設備費や人件費、研修費、薬膳ビールの開発費などに充てられ、支援者にはクラフトビールセットや工場見学・醸造体験などのリターン(返礼品)を用意している。

 詳細はクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で検索。

横須賀版のトップニュース最新6

再エネ導入市民・企業に補助

横須賀市

再エネ導入市民・企業に補助

4市1町連携 ゼロカーボンへ

6月14日

2024年度中に電子書籍導入

横須賀市図書館

2024年度中に電子書籍導入

県内は16自治体、蔵書数・利用に課題

6月14日

“横須賀カード”集めて回って

“横須賀カード”集めて回って

地域振興で官民7者が制作

6月7日

「まだまだやれる」

横須賀市

「まだまだやれる」

40歳以上のバンドコンテスト

6月7日

「間違い歓迎」異例の公開実験

横須賀市生成AI

「間違い歓迎」異例の公開実験

独自チャットサービス 精度向上へ

5月31日

循環型社会の実現で連携

横須賀市内2事業者

循環型社会の実現で連携

回収プラ再利用を「見える化」

5月31日

あっとほーむデスク

  • 6月7日0:00更新

  • 5月31日0:00更新

  • 5月24日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第3回 駿河台編【1】文・写真 藤野浩章

    6月14日

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第2回 プロローグ(倉渕編【2】)文・写真 藤野浩章

    6月7日

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年6月14日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook