三浦版 掲載号:2012年3月23日号
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第2弾は「オニヤドカリ」 城ヶ島の名物料理に

食べると口の中に甘みが広がる
食べると口の中に甘みが広がる

 城ヶ島観光協会ほか地元関係者らは、観光客を増やし地域を活性化すべく島の名物料理を模索。昨年から島内飲食店数店舗で提供している海のギャング「ウツボ」のから揚げ丼に続く第2弾として、「アマガニ(オニヤドカリ)」に着目。4月1日(日)に考案した「アマガニのみそ汁」の大試食会を開催する。

 市の財政状況は逼迫し、税収入も減る一方のなかで、観光業に寄せる期待が大きい三浦市だが、観光客の減少も続いている。風光明媚な三浦半島の情景を凝縮したような景観として昔から多くの人に愛されている城ヶ島も例外ではない。

 そんな中、地元関係者らは観光客を少しでも呼び戻し島内、三浦を活性化させようと様々な知恵を出し合っている。

 そのひとつとして昨年具体化されたのが、名物料理の開発だ。特に、これまで食にはあまり適さないといわれ漁業者らから嫌われ捨てられていた食材を使ってのもので、第1弾は海のギャングと言われている「ウツボ」。昔から料理次第ではうまいとも言われており、「ウツボのから揚げ丼」にして島内の店舗で提供し話題となっている。

 そこで今回、第2弾として誕生したのが「アマガニのみそ汁」。

 アマガニは、城ヶ島では通常「オニヤドカリ」と呼ばれている。関係者によると、ヤドカリには3種類おり、一般的なオニヤドカリは浅瀬に生息し、左爪が大きく毛が生えているそう。またほかに、爪の大きさが同じで毛が生えている種と、ヒラメ網にかかる水深60mくらいに生息する大型で毛が生えていないものもいるという。

 一般的なものは主に網にかかり、需要は4月から6月に石鯛のエサとしてある以外はまったくなく、漁師らもさざえだと思い網から外してみるとアマガニでがっかりし捨ててしまうのが現状のよう。

 しかし、もともと「食べたときに甘みが口の中に広がるからアマガニという」そうで、毛の生えていない種は刺身にも最適で、みそ汁、壺焼きにすると美味と絶賛する。

 城ヶ島観光協会では、「8月に浅瀬に仕掛けた海老網に特にアマガニが多く掛かり、ときには樽一杯になることもあるようで、捨てていたものがいくらかでもお金になれば漁師さんもよいということで一石二鳥の料理です。城ヶ島の8月の名物として伊勢海老とならんで全国に紹介したい」と話している。

4月1日に大試食会

 地元では4月1日(日)に『きやっせー城ヶ島アマガニ(オニヤドカリ)大試食会』と題してイベントを開催する。

 ウツボが「海のギャング」だったのに対し、オニヤドカリをヤドカリだけに「海のカリスマ(借住ま・仮住ま)」と命名。PRに力を入れる。

 当日は、午前11時から午後2時まで、灯台入口商店街を会場に「アマガニのみそ汁」を無料で300食振舞う(アカモクのサラダ300食無料試食会も同時開催)ほか、スタンプラリーも実施。

 イベント時間内に指定された絶景ポイント5箇所のうち3箇所以上のスタンプを押すと、イベント会場で乾燥わかめがもらえる(先着200人)。また、5箇所すべてを押し会場内の抽選箱に用紙を入れると、後日抽選で10人に城ヶ島産さざえ1kgが当たるチャンスも。

 問合せは、城ヶ島観光協会【電話】046・881・6414(白秋記念館内)まで。
 

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