三浦版 掲載号:2012年7月20日号
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君栄丸 しらす漁初認可 三崎の活性化に新たな活路

宮川さん親子。写真左が息子の航さん右が社長の元彦さん
宮川さん親子。写真左が息子の航さん右が社長の元彦さん

 横須賀市長井から大磯町付近の相模湾側で操業している湘南しらす漁。このほど三崎の漁船1隻に初めて認可が下りた。三崎の活性化の一助になればと関係者は期待を寄せる

 操業しているのは(株)君栄の宮川元彦社長。君栄丸が操業をおこなうのは、かながわブランドにも指定されている湘南しらす。7月に入って漁が本格化、貴重な湘南しらすが三崎でもお目見えしている。

 しらす漁は、漁場の問題や乱獲防止のため許可制となっており、船の数も限られている。しらす漁を行うには、県に各漁協単位での申請が必要。宮川さんは、みうら漁業協同組合にしらす漁の意志を伝えた。そして、組合や仲間の理解と協力を得て県に申請、今年2月に許可が下りた。

 「仲間の理解と協力があって実現したこと」と感謝の気持ちを忘れない宮川さんは、現在49歳で3代目。漁師生活31年だ。主に金目鯛や鯖を獲っていた。しかし、近年の不漁から漁獲量は年々減少、また年間の操業日数も70〜80日と少ないため収入も不安定で先の見えない状況が続いていた。そこに、息子さんの航さん(23歳)は、4代目を継ぐことを決意。後継者不足といわれている三崎の漁師のなかで「跡を次ぐ若者が出てくることは喜ばしいが不安も大きく悩んだ」と宮川さん。「若い人は外に出ていき、今操業しているのは高齢者が多い。息子の意志を尊重し将来生活していくための道筋をつけるのは親としての役割。しらす漁は、考えた末の選択だった」と振り返る。

 しらす漁は、3月11日〜12月31日までが漁期。湘南しらすは「1そうびき」という魚がつぶれにくい獲り方で、漁師自らが鮮度管理を行っていることから品質の面で高いのが特徴だ。生はもちろん、漁師が加工した釜揚げや干し加工品も好評で県の「かながわブランド」にも指定されている。宮川さんは「本来なら5月頃から漁獲量が上がると聞いていたが、振るわず不安な毎日。しかし、7月に入って本来の漁獲量に近づきほっとした」と笑顔がこぼれた。「まぐろをはじめ、三崎でとれた魚介類としらすを合わせることで、三崎活性化の一助になることが願い」と前を見る。しらす等は直売所(三崎5の3806【電話】046・874・8710)へ。
 

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