三浦市 市民版ふるさと納税を開始 寄付金は子育て事業に
三浦市は市民が利用できる「市民版ふるさと納税」を来年度から新規事業として始める。寄付金は、図書や公園遊具の整備費用にあてるなど子どもに関連する事業のみに活用されるのが特徴。
ふるさと納税は、2008年度税制改革で生まれた制度。ふるさとに対し貢献、応援したいという思いを自治体に寄付として表す。寄付は、ふるさとでなくても可能。
同制度は、税制優遇や自治体の特産品が記念品としてもらえるなどの特典から利用者は増加傾向にある。三浦市では、日本全国からこの制度での寄付が寄せられており、昨年4月1日から3月4日までに約3千件、約6千万円の申し込みがある。
市は、市民からの同制度利用に関して、記念品は出していなかった。そのため、問い合わせで終わることが多かった。そこで、市は記念品を設定し寄付しやすい環境を整えることで、多くの市民に利用してもらおうと、7月からの開始に向け準備をしている。税制優遇や年度内に1度の利用など基本的なものはふるさと納税と同じ。但し、市民版は寄付金の最低金額を3万円に設定。寄付者に贈られる記念品は現在調整中とのこと。寄せられた寄付金は、年度末ごとに集計し活用を検討していくとしている。
市は「この制度で寄せられた市民の思いを、子どもたちのために役立てていきたい」と話している。
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