議会基本条例を制定 報告会開催等を定める
議会運営のあり方などを定めた「議会基本条例」が三浦市議会3月定例会本会議で可決、4月1日から施行された。本会議での質疑質問に一問一答方式の採用や議会報告会の開催など市民に開かれた議会を目指す。
「市民に開かれた、市民のための議会を実現するとともに、市民の負託に応え、市民が安心して生活できる豊かなまちづくりの実現に寄与することを目的とする」―。同条例は、市民から意見を聞き参加できる議会を目指したもので、最も尊重すべき基準として定められており、議会運営の最高規範とされている。
同条例では、一般質問で従来の3回までの質問に定めていた一括方式に加え一問一答方式も選択できるようにした。また、議員の質問内容に関して市長が趣旨の確認を行える反問権を付与。議会活動を知らせるため本会議の生中継や録画映像の配信を本格化させる。委員会で議員間の討議を定めたり、議会だよりや議会のホームページで議員の表決態度の公表、三崎・初声・南下浦の3地区で毎年度1回以上の議会報告会開催を定めている。
市議会は2011年6月、7人の委員による特別委員会を設置。同条例を制定している自治体の視察や研修会などを重ね協議を進めてきた。昨年10月には、市民向けに説明会を開催している。石原正宣委員長は、「出発点に立った。さらに市民に開かれた議会を目指していく」と話している。
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