三浦市 高台避難看板を設置 市内4団体から100枚寄付
津波警報発令時、市民や観光客に速やかに高台へ避難してもらおうと三浦市は、高台の方向を記した「高台避難看板」を市内約100カ所に設置する。同看板は、市が作製したハザードマップに示した避難誘導路に合わせた場所のほか、各種イベント等が開催される会場に設置する。
避難看板は、三浦ロータリークラブ、三浦ライオンズクラブ、協同組合三浦市商店街連合会、三崎朝市協同組合の4団体からの寄付によって作られた。各団体はイベントなどを主催する中で、市民や観光客の安全を守るためにもさらなる防災対策の強化が必要と考え今回、4団体協力による看板作製が実現した。
サイズはA3。アルミ板を使用した頑丈な作り。デザインは、総務省消防庁指定の全国共通のもので、高台や人、津波を表す絵が描かれ、その下に高台の方向を示す矢印が記されている。表記は日本語と英語の2種類。夜間でも看板に気が付くように、ライトなど光に反射する加工が施されている。
団体の一人は「津波警報などが発生した場合、高台に避難することが鉄則とされている。自分がいる場所のどこに行けば高台があるのかを示すものがあれば役に立つのではないかと思った。適切な避難誘導に結びつくと思う」と話している。市防災課では「迅速かつ確実に避難を行うためにも4団体の行為に感謝する。市民や観光客の安全に役立てれば」と話している。
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