任期満了に伴い4月3日告示、12日に投開票される神奈川県議会議員選挙。現職の木村謙蔵氏(59・自民党)と市議の石川巧氏(42・無所属)が出馬を表明している。現時点で他に名乗りを上げている人はおらず、現職対新人の一騎打ちの様相が色濃くなっている。
(2月10日寄稿)
木村氏は、7日に行われた県政報告会で支持者を前に旧三崎高校払下げ、小網代の森の整備、城ケ島・三崎の観光の核づくり、台風被害に対する復旧のための関係機関との対応他、3期12年の実績をあげ「新たなスタートを切る」と4期目への挑戦を表明した。「今後もこのまちの課題をしっかりと県に伝えていきたい」と訴えた。当紙の取材に「三浦の農産物は世界にも誇れる。さらに価値を高め、農家に高収益をもたらすようにしたい。また、まぐろのブランド力は大きい。魚市場の近代化などやり方次第で伸ばせる」とし、農業の成長産業化への支援、水産振興と漁港、水産物卸市場と周辺整備を含めた環境整備を掲げる。その他、三浦縦貫道路、西海岸線など幹線道路の早期事業化と整備促進他に努めるとした。木村氏は、1999年三浦市議会当選。2003年神奈川県議会議員初当選。現在3期目。
現職に挑む新人の石川氏は若さと行動力をアピール。当紙の取材に「約2年の市議活動の中で県政との関係の薄さを感じた。市・市議会・県の連携を密にして取り組んでいかなければ三浦市に将来はない。真の三浦市と県政のパイプ役を担いたい」とし、「今のままでは三浦市は変わらない。前進させたい。県政に新しい風を吹かせて新しい三浦市を創っていきたい」と訴える。また、「県政の動きが見えていない」と現状の認識を示し活動報告等徹底した情報公開を掲げ「県議会の見える化」を訴えた。重点項目に、地元企業の発展・活性化、健康寿命延伸への取り組み、地域医療・福祉の充実他を掲げる。石川氏は、早稲田大学卒業。2013年三浦市議会補欠選挙で初当選。現在1期目。
市内の有権者数は、男性は1万9353人、女性は2万0621人、合計3万9974人(2014年12月2日現在)。
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