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胴網海水浴場 通年利用で賑わい創出 閑散期の海を学びの場に

社会

掲載号:2015年3月27日号

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三方を森に囲まれ、こぢんまりとした海辺
三方を森に囲まれ、こぢんまりとした海辺

 油壷にある胴網海水浴場では、シーズンオフの浜辺を使った新たな取り組みを4月からスタートさせる。「体験型イベント」をキーワードに、火おこしやナイフの使い方を学ぶアウトドアプログラムや、海上アクティビティなどを通年で企画。海岸周辺の豊かな自然を活かし、環境教育の拠点として活用していく。

 胴網海水浴場(三崎町小網代)は、市内6カ所にある海水浴場の1つ。比較的波が穏やかな小さな入り江が特徴的で家族連れを中心に人気だったが、管理団体の人材不足といった運営上の理由から、2011年の夏を最後に休止していた。

 それから約3年。城ケ島などで体験型の防災アウトドアイベントを主催する「株式会社STEP(ステップ) CAMP(キャンプ)(寒川一代表)」が昨夏、同海水浴場を開設する油壷観光企業組合に運営の再開を提案。「海水浴客のいないオフシーズンを、子どもも楽しめる自然学習の場として利活用してはどうか」というアイデアに同組合が賛同する形で、3年ぶりに復活を遂げた経緯がある。

浜辺でアウトドア遊び

 STEP CAMPでは、「楽しみながら防災スキルを身につける」をテーマに、アウトドア遊びを通して災害被災時に役立つ衣・食・住・火の知識を学ぶイベントを企画運営。これまで市内外で様々な催しを行ってきたが、今後は同海水浴場に活動拠点を据え、たき火やテント張り・ハンモック・ナイフの使い方などを教えるワークショップを行うほか、海ではカヤック・スタンドアップパドル・ビーチコーミングといったアクティビティを企画していくという。

 イベントは予約制。詳細は「STEP CAMP」のフェイスブックページで随時公開し、参加者を募集する。

油壷を生きた教材に

 同海水浴場の周辺には、京急油壷マリンパークや東京大学三崎臨海実験所が所在。そのほかにも豊かな自然が色濃く残っており、今後は「環境教育が実践できる油壷地区」として、エリア一帯の盛り上がりも期待される。

 昨年7月から一般向けの開放が始まった小網代の森はその1つに挙げられる。約70haの広大な緑地や干潟・川には、2000種以上とも言われる生き物が生息。関東地方でも極めて貴重な生態系を見ようと、休日には約1000人もの来場者が訪れる人気ぶり。市学校教育課によると、市内の各小中学校でも、遠足や課外学習での活用を検討しているという。

 一方、小網代湾では、かつて養殖技術の研究が行われていた三浦産真珠の復活に向けて、産学官連携プロジェクトが進行。今年2月に、名向小学校の児童が三浦真珠を学ぶ出前授業が実施されるなど、海洋教育にも用いられている。

 寒川さんは「点から線、線から面になることで人が集まる仕組みが生まれる」と話し、環境保全への関心の高まりや、経済の好循環などの相乗効果を見込む。

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