三浦市内で活動する中学生軟式野球クラブ「三浦マリーンズ」が、今月4日から6日まで行われた「第5回川崎市中学生軟式野球クラブチーム部活動チーム交流大会」に出場し、優勝を果たした。部員数20人の少人数でありながら、初戦・2回戦ともにコールド勝ちを収め、初戦敗退した前大会の雪辱を果たした。
三浦マリーンズ(加藤正嗣監督)は、市内を拠点とする少年軟式野球クラブとして2008年に創部。主に市内在住の中学生20人で構成されている。少人数のチームだが、それをハンデと感じさせない精神力と粘り強さが持ち味。打撃・守備・走塁すべてにおいて「一意専心」をスローガンに掲げ、毎週水曜日と土・日・祝日に行われるチーム練習や、個人練習で日々技術を磨いている。
打線から快音響く
今回で5回目の開催となる同大会は、川崎市内の中学校軟式野球部と県内で活動するクラブチームとの交流大会。
三浦マリーンズ打線は、「浅野中学校」との第1戦から好調だった。初戦特有の緊張感を跳ね返すと、投打がかみ合い8―0で圧勝した。次の「相武台フレンズ」戦でも完璧なピッチングと連打で、終始危なげない試合を展開。相手を寄せつけず圧倒すると、9―0の大量得点で勝利した。2試合連続の5回コールド勝ちをおさめて弾みをつけた準決勝も、3―1で「川中島中学校」を撃破。念願の優勝まであと1歩に迫った。
6日に行われた決勝は、これまで多くのプロ野球選手を輩出し、全国大会での優勝経験もある名門チーム「横須賀スターズ」との一戦。強豪相手に先制を許すも、すぐに追いつき1―1に。同点で迎えた3回裏に、試合は動いた。打線に火が付き一挙3得点を追加する猛攻で、逆転に成功。これをきっかけにチームはリズムに乗った。結果は5―2。一進一退だった接戦を見事に制し、優勝を果たした。前回大会は善戦及ばず初戦敗退という苦汁を味わっただけに、喜びはひとしお。また、大会MVPには優勝の機動力となった吉田圭佑選手(南下浦中3年)が選ばれると、チームは歓喜に沸いた。
大会を振り返り、「練習の積み重ねと、『絶対に勝つんだ』という強い気持ちが結実した」と同チーム代表の吉田慶一郎さん。大量リードしても決して攻めの手を緩めず、苦しい展開でも粘り強く最後まで諦めない姿勢が、「試合の流れを引き寄せたのではないか」と喜び、勝因を述べた。
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