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旧長谷川家住宅 国の登録有形文化財へ 造形と歴史的景観が評価

文化

掲載号:2019年7月26日号

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(写真左から時計回りに)旧長谷川家の主屋、石蔵、庭門及び内塀(三浦市教委提供)
(写真左から時計回りに)旧長谷川家の主屋、石蔵、庭門及び内塀(三浦市教委提供)

 国の文化審議会は今月19日、初声町三戸にある旧長谷川家住宅主屋を含む3件を登録有形文化財(建造物)とするよう、柴山昌彦文部科学相に答申した。近く登録される見通しで、三浦市内では初めてとなる。

 三浦市教育委員会の発表によると、今回答申されたのは、三戸の旧長谷川家住宅主屋・石蔵・庭門及び内塀の3件。

 同建造物は、旧三戸村戸長や初声村村長を輩出した旧家のひとつ、長谷川家の元住宅。主屋は1930(昭和5)年の建築で、木造平屋建て。瓦葺の入母屋屋根と周囲にめぐらされた下屋が特徴的。室内は広々とした書院造の広間や瀟洒(しょうしゃ)な数寄屋造の離れを有しているほか、漆喰塗りの壁や格天井などが現存し、長谷川家の隆盛と工事を手掛けた往時の職人の技を見ることができる。

 石蔵は当初明治中期に建てられた土蔵造のものを、昭和前期に改修。柱の外側に切り石を積んだ石蔵に姿を変えた。文化庁の講評では「戸口廻りの持送も技巧的で、地域の技術的な特徴を備える旧家の蔵」とされている。

 昭和5年に造られた庭門及び内塀は、主屋と石蔵の下屋柱の間に建つ。庭門は磨き丸太と呼ばれる木材が使われ、切妻造の銅板葺き屋根が用いられている。細竹の押縁がついた竪板張の内塀は繊細な意匠が施され、庭門との調和に優れている。

 現在、同住宅は「CASA三戸浜」と名を変え、合同会社三戸浜マーレが保存・活用。撮影スタジオやイベント会場などとして使われている。

■ ■ ■

国登録有形文化財とは

 再開発などで消滅の可能性のある近代建造物を後世に継承するため設けられた国の文化財登録制度。今回196件が答申され、登録は1万2470件になる。

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