「SDGs(持続可能な開発目標)」の推進、裾野拡大をめざす企業や団体を県が認定する「かながわSDGsパートナー」制度に、三浦市で初めて三浦市社会福祉協議会が登録された。市内では三浦青年会議所が学生向けのワークショップを10月26日(土)に実施するなど、浸透への取り組みが進んでいる。
「SDGs」とは、国連で採択された2030年までに持続可能な世界を実現するため掲げられた、17のゴールと169のターゲットによる国際目標。神奈川県は全国で唯一、内閣府が推進する「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」の2つに選定されるなど、先進県として施策を展開する。
県内企業・団体の取り組み事例を発信し、官民連携の普及啓発活動を実施することで、裾野拡大をめざそうと同制度を今年度設立。4月に49者を発表し、このほど第2期として新たに88者が登録された。
地域協働で推進
三浦市社会福祉協議会は、県の健康増進事業に賛同。未病センターの認証を受け、フレイルチェックを導入し、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを送ることができる「地域包括ケアシステム」の構築に尽力。
また、県内で初めて、高齢者と障害者児が同一事業所で介護保険と障害福祉のサービスを受けられる共生型施設を開所するなど、地域共生社会にも貢献。地域と協働し、健康や福祉、教育、環境保全など多岐にわたる取り組みを実践している。
同協議会事務局長の成田慎一さんは、「今回の登録を糧にして、三浦市の魅力を活かせるよう日々取り組んでまいります」と登録を喜んだ。
学生向けイベント
地域の若い世代にSDGsへの関心を高めてもらおうと、三浦青年会議所(以下、三浦JC)は10月26日(土)にワークショップを開催する。午前9時45分から午後5時30分、会場は三浦商工会議所。参加無料。
「2030SDGs公認ファシリテーター」の嶋田亮さんを講師に招き、国連でも行われたカードゲーム「2030SDGs」を体験。配られたお金と時間のカードを使って「交通インフラの整備」や「化石燃料の利用廃止」などのプロジェクトを進め、目標達成をめざす。第2部では、三浦の地域課題の解決策を導き出すグループワークを実施。JCメンバーらも参加し、意見交換を行う。
対象は三浦半島在住の高校生以上の学生、定員40人。昼食、記念品付き。事前申込み制で、同JCホームページの専用フォームから応募する。
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