三浦市は新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、大きな影響を受ける市内経済や低所得のひとり親子育て世帯への支援を盛り込んだ経済対策を発表した。今月26日の市議会臨時会に、総額1億7532万円(すべて国庫支出金)の一般会計補正予算案を上程。即日採決される。(4月23日起稿)
経済面では、三浦市観光協会が実施する「プレミアム付き電子クーポン券」の発行を支援する。
飲食店や小売店、サービス事業者(市内に本社を有する事業者限定)で利用できるもので、プレミアム率は50%。1口5千円で7500円分の買い物ができ、購入上限は1人2口(1万円)。市外在住者も購入可能。
新たな試みとして、人や決済端末に接触せずに支払いできる非接触型(キャッシュレス)決済を採用。同決済方式の普及や大幅に落ち込む市内消費の回復をめざす。そのほかにも、誘客促進の一環として、同協会が実施する観光バスツアーへの補助で支援する。
また、外出自粛の広がりや「GoToトラベル」の全国一斉停止などで、大きな打撃を受けている観光産業の振興も後押しする。
市外から三浦市を訪れる観光バスツアーの実施旅行業者を対象に、1台につき日帰り5万円(400台)、宿泊は50台に10万円を上限とした補助を行うという。
ひとり親支援
経済振興に加え、低所得のひとり親子育て世帯の支援も拡充する。
コロナ禍の影響が長期化するなか、子育ての負担増加や収入減少に対応するもの。児童1人当たり一律5万円を支給。対象は、【1】今年4月分の児童扶養手当の支給を受けている(申請不要)、【2】公的年金等を受給していることにより、4月分の児童扶養手当の支給を受けていない、【3】4月分の児童扶養手当は受けていないが、コロナ感染拡大の影響を受けて家計が急変し、収入が児童扶養手当を受給している人と同じ水準であること-としている。
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