年頭寄稿 すべては三浦のために 神奈川県議会議員 石川たくみ
令和5年が幕を開けました。昨年9月には、自民党県議団を代表し、私自身初となる代表質問に登壇。三浦市から傍聴にいらした皆さま、誠にありがとうございました。年頭にあたって気持ち新たに、神奈川・三浦の新時代に向けて全力で職責を果たしていきます。
海業で水産業活性化
国は昨年、水産基本計画などで、三浦市が発案した「海業」の概念を海や漁村の地域資源の価値や魅力を活用する事業とし、国内外から多様なニーズに応えることにより、地域の賑わいや所得、雇用を生み出すものとして位置づけました。
水産業の振興と漁村の活性化のためには、観光やレジャーなど海にまつわる経済活動との連携、それに対応する漁港の多目的利用といった地域活性化を図っていかなければなりません。また観光だけでなく、養殖・加工業などの産業も漁業者の所得向上や県民への安定供給という面で重要。県内で魚類の養殖は未だゼロで、知事からは大規模養殖について検討を進めるという前向きな答弁をいただきました。民間企業や関係部局とも連携し、プレジャーボートの受け入れなどを含めた幅広い取組を推進していきます。
観光の核づくり継続へ
コロナ禍4年目となり、深刻なダメージを受けている観光業ですが、感染対策と社会活動の両立を進め、徐々に平時を取り戻していくと考えます。
昨年10月に政府の水際対策が大幅に緩和されました。観光局の発表によれば、同月の訪日外国人観光客は前月の約2倍となる49万8千人に上り、インバウンドも回復傾向。マリンスポーツやキャンプ、温泉などが人気で、観光客の滞在時間を延ばして消費額を高めるなど、アフターコロナに向けて旅行者需要の変化に対応していくことが大切です。県は横浜、鎌倉、箱根に次ぐ新たな国際観光地の創出のため、城ヶ島・三崎、大山、大磯の3地域で推進する「観光の核づくり」事業に取り組んでいます。2022年度で最終年度となりますが、まだ道半ば。事業を軌道に乗せるため、県に支援の継続を要望しています。
西海岸線事業着手へ
そのほか一昨年の県議会で私が、渋滞緩和と経済振興のため三浦市の西海岸線未整備区間(約2・5Km)の道路整備について知事に質問した際、早ければ23年度から測量などの事業に着手すると表明されました。
こちらの進捗状況も確認しながら、三浦を含む県民のために今後も県政を前進させます。
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