三浦商連 ガイドブックで活性化へ 「全振連」のにぎわい補助金
地域の商店街振興を目的に全国商店街振興連合会が実施する「地域商店街活性化事業」(にぎわい補助金)に、協同組合三浦市商店街連合会の事業プランが採択された。プランは、店舗紹介のほか市内にある史跡や文化を紹介するガイドブックの作成。三浦商連は、低迷する市内の各商店に、人の流れを取り戻すためのアイテムのひとつとなることに期待を寄せる。
にぎわい補助金は、地域経済の活力が低下していることや来年の消費税率アップを見据えて、商店会の活性化を促すことを目的とした助成事業。全振連が国の補助金を活用して実施するもので、対象事業は集客力や販売力の向上が見込まれるイベントなど。全国から883件の応募があり、審査の結果767件を採択した。助成は30万円から400万円。
三浦商連(三崎銀座通り商店会、西銀座通り商和会、入船すずらん通り商友会、日の出通り商友会、岬陽商店街、みうらビーチ商店会)が同事業で採択を受けたのは「三浦の達人になろう、商店街活性化プロジェクト三浦ウォークガイド作成事業」。三浦商連では、人気の料理紹介やおすすめの品に加え、市内にある史跡や城ケ島で見られる地層紹介、人物など、店舗紹介に加え歴史や文化的な要素を盛り込んだガイドブックの作成を計画。また、各商店会をスタート、ゴールにした観光見学ツアーを同時に計画している。
同事業を推進するために、6つの商店会からそれぞれ担当者や関係機関が集まり、プロジェクトチームを結成。すでに複数回会合が行われ、冊子の体裁や掲載情報の選別、今後の進め方などが話し合われている。9月の完成を目指している。チームの一人は「通常の観光案内マップではなく、三浦を訪れた人が手に取り興味を示し、行ってみたくなるような情報をできるだけ載せたい。多くの人が三浦を訪れてもらえるようなものを作りたい」と話している。
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