海上生簀等整備に向け前進 2事業に交付決定
県が4月に創設した「新たな観光の核づくり等促進交付金」(総額1億円)の獲得に向けた事業のプレゼンテーションが先月23日、県庁で行われた結果、三浦市は「海上イケス釣堀整備」と「アウトドア島の駅整備」の2事業に3千万円の交付が決まった。市は、事業の実施に弾みがつくと期待を寄せる。
この交付金は、新たな観光の核づくり構想等、県内の地域プロジェクトを推進するために先導的な役割を果たすと認められた事業に交付されるもの。中々進まない事業の実施を促進させるのが狙い。プレゼンには、新たな観光の核づくり構想認定の3地域をはじめ、県西地域で活性化に努める地域プロジェクトなど16市町村が参加し三浦市など8市町の事業が採択された。
市がプレゼンしたのは、城ケ島の豊かな自然を活かし、地元と協力企業の連携で新たなアクティビティ体験等のイベントの開発や実施するうえで掲げた事業の中の「J’sフィッシュ(海上イケス釣堀)整備」、「アウトドア島の駅整備」、「サイトボード(観光案内版)整備」の3つ。そのうち「J’sフィッシュ」と「アウトドア島の駅」が採択された。
「J’sフィッシュ」は、城ケ島の東側に海上イケスを整備する計画。近隣の飲食店と連携することで、釣果を調理し飲食を可能にしようというもの。「島の駅」は、島のインフォメーションや協力企業によるアウトドア情報の発信、地元産品の直販所機能を備えるアウトドア島の駅を県城ケ島第4駐車場に整備する計画だ。
市観光商工課は「資金調達の面でスムーズに進まなかったが、今回の採択を受け事業を促進させることができる。実施に向けてこれから協議を加速させていきたい」と話している。
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