教育、文化の違いを探る 姉妹都市国際交流で豪州へ
三浦市は7日、市内に住む10人の中高生を姉妹都市オーストラリア・ウォーナンブール市に派遣した。先月25日、出発を前に市役所で派遣団結団式が行われ、派遣生は日本との文化の違いを様々な角度から見つけようと、各自掲げたテーマを発表した。
この派遣事業は、青少年をウォーナンブール市に派遣し現地の教育や文化、生活習慣等を学ぶほか、国際的視野を広げてもらおう1994年から実施、今までに200人を超える学生が参加している。派遣生は各自現地でテーマについて取り組む。帰国後、結果を発表する。
市役所で行われた結団式には10人の派遣生と吉田英男市長他が出席した。吉田市長は「姉妹提携を深い絆にしていくために、ウォーナンブール市の良さを体感してきてほしい。海外の生活習慣や言葉など多くを学んできて」と呼びかけた。
派遣生は、吉田市長らに現地で取り組むテーマを発表した。環境をテーマに取り上げたのは關原寧々さん(三崎中2)。海の綺麗さに注目し、維持方法などを探る。教育面を掲げたのは青木蒔愛瑠さん(三崎中2)。授業の時間や教え方、スタイルなど違いを調べる。将来ウエディングプランナーになりたいという稲田千紗さん(金沢総合高校2年)は、オーストラリアの結婚式に注目。出席者の人数や式のスタイル、規模、式の流れなど日本との違いを学び夢に生かしたいとしている。その他、日本の漫画やアニメへの関心度や食、文化、スポーツと多岐に渡るテーマが揃う。
引率の市青少年課の田中昌徳さんは「学生は目標や夢を持ち、その架け橋になるようなテーマを掲げている。充実した時間になるようサポートしていく」と話している。帰国は22日を予定。
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