体験型イベントを通してメキシコの文化について知ってもらおうと、地元有志が国際交流行事を企画した。「ミウラ ア ラ メヒカーナ」と題し、6月26日(日)に旧三崎中学校で催す。主催者は、「楽しみながら相互理解を深めてほしい」と来場を呼び掛けている。
在日大使館も後援
イベントを主催するのは、三崎地区の商店主ら有志で構成する「三浦メキシコ国際交流実行委員会」。食や文化体験を通じた市民レベルの日墨交流を目的に企画したもの。
相互交流のきっかけを作ったのは、2013年から三崎下町でメキシコの地酒テキーラやメスカル専門の飲食店を営む朝倉久さん=人物風土記で紹介。同地への出店を機に、朝倉さんの「民間目線で互いの親交を深めたい」との思いに地元有志が賛同。2014年8月、在日メキシコ大使館(東京都千代田区)への表敬訪問が実現し、三崎名物のまぐろの解体ショーやまぐろラーメンを振る舞うなどして度々交流を図ってきた経緯がある。
こうした草の根活動が実を結び、イベントは同大使館の後援を得るまでに発展。多くの地元企業も協賛に名を連ねる。「両国の友好は400年を超えているが、その歴史背景は意外と知られていない。イベントを通して興味関心を持ち、互いの繋がりを再認識する場になったら嬉しい」と実行委は話している。
「三浦でメキシコの伝統文化を楽しもう」をスローガンに掲げる同イベント。当日は旧三中体育館にリングを設営し、さまざまな覆面レスラーがアクロバティックな空中技などで魅せるメキシコ伝統のプロレス「ルチャリブレ」(午後12時30分〜3時頃)や、本場のラテン音楽と民族舞踊が披露される。
また、屋台コーナーでは、タコスやブリトー、テキーラといったメキシコ名物だけでなく、三崎まぐろラーメン、まぐろのかぶと焼き(数量限定で無料配布)などの多彩なグルメが味わえるほか、新鮮な三浦野菜、雑貨、民芸品を販売。「ピニャータ」と呼ばれる菓子を詰めたくす玉割りイベント(子ども対象)も用意される。
時間は午前10時から午後4時。雨天実施。入場料は前売り1500円・当日2000円、中学生以下は無料(チケットは三浦海岸・三崎口駅前の市観光協会案内所、ファミリーマート三浦三崎店、古道具屋ROJI、ミサキファクトリーほかで販売中)。
イベント情報は公式フェイスブック(「ミウラ ア ラ メヒカーナ」で検索)または、市観光協会【電話】046・888・0588
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