年頭寄稿 ともに生きる 住みよいまち三浦へ 神奈川県議会議員 石川たくみ
あけましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、健やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて、私が神奈川県議会議員の任に就いてから今年の4月で丸2年となります。昨年10月には、「かながわ自民党 青年総局幹事長」に就任致しました。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたこともあり、教育・子育て・景気など、若い人の声を政治やまちづくりに反映させていきたいと思っております。皆さまにとって実り多き1年となりますよう、2017年も全力で職責を全うしてまいります。
観光振興で地方創生実現
県が推進する横浜・箱根・鎌倉に次ぐ第4の国際観光地創出事業「新たな観光の核づくり構想」の一環として、三崎と城ヶ島の回遊性向上のための渡船が新たに1艇導入されます。レンタサイクル事業も拡充し、うらりと城ヶ島J’sフィッシングに加え、三崎口駅前観光案内所でも貸出返却ができるサイクルポートが設置されたことで好評を博しています。
15年9月に開かれた県議会定例会一般質問において、県立城ヶ島公園の魅力向上について質問をしました。城ヶ島には大きな可能性があり、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン二つ星PRの推進や、島を周遊するためのハイキングコースの連携整備等、一歩踏み込んだ取り組みが必要であると訴えました。
県・市と地元の皆さんとの連携を今まで以上に強化し、景観整備や城ヶ島大橋の渡橋料金無料化等地域活性化の機運を高めていかなければなりません。
県立高校の再編統合
「県立高校改革実施計画」に盛り込まれている学校の適正配置を目的とした再編統合。2019年度までの第1期計画では、10校が順次統合していく予定です。三浦市内からは三浦臨海高校と平塚農業高校初声分校が対象となっており、県内で最も早い18年度内の統合をめざして現在準備が進められています。学科は単位制による全日制の普通科と農業科の2つとなり、初声分校は今年の入学生をもって生徒募集を終了します。
創立から60年以上、三浦の基幹産業を支える多くの生産者を輩出するなど地域に親しまれてきた学校だけに寂しさはありますが、少子化社会においてよりよい学習環境を確保し、教育の質の向上を図るとのことです。
地域福祉を推進
昨夏、障害者支援施設「県立津久井やまゆり園」において、19人が死亡、27人が負傷する大変痛ましい事件が発生し、世界中に衝撃と不安を与えました。
県の施設で起きた凄惨な事件であることを重く受け止め、この悲しみを力に、断固とした決意をもって、ともに生きる社会の実現をめざし、県議会において「ともに生きる社会かながわ憲章」を可決承認しました。憲章とは社会的な問題に対し、県の姿勢を広く発信するもので、県議会に議決を求めるものとしては84年の核兵器の廃絶をめざす宣言以来、2例目となります。
三浦市の障害者福祉の取り組みでは、2015年から18年までの3年間の「三浦市障害者福祉計画」を策定しています。
【1】みんなが暮らしやすいまちづくり(すまい)
【2】みんなが自分らしく生き生き暮らせるまちづくり(いきがい)【3】みんなが支えあうまちづくり(ささえあい)―の基本方針のもと、ノーマライゼーション、リハビリテーション、エンパワーメントの理念実現をめざしていきます。
”あったかいまち”三浦市には、土地柄、そこに住む障害者を自然に受け入れやすい土壌が残っていますが、今後も障害の正しい理解を広げていくとともに、障害者同士の支えあいやボランティア活動の支援、相談支援に重点を置き、みんなが支えあうまちをめざすものです。
すべては三浦のために。私も県議会議員の立場から、「ともに生きる社会・みうら」の実現をめざして、福祉の諸課題に取り組んでまいります。
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