三浦市地域資源情報プラットフォーム推進協議会は、このほど「地域の魅力集め方ハンドブック」を製作した。三浦の魅力をまとめた冊子で、地域資源情報の受発信を通して定年退職後に孤立しやすい男性など、高齢者の積極的な社会参加を促す仕組みを作る。担当者は、「まずは三浦に興味関心を持つことから始めてもらえたら」と話している。
協議会は、三浦市・区長会・YMCAコミュニティサポート・三浦市社会福祉協議会などで構成。神奈川県の「地域の支え合い仕組みづくり事業」の採択を受けて、昨年度から「Don't tell anyone!地域資源情報を集めて広めて繋がろう大作戦!」と題した事業が始まっている。
高齢化率が40%を超える三浦市。定年退職するまで地域とのかかわりを持たなかった人や、コロナ禍で人との接触を減らすことで希薄化が進む地域コミュニティなど、高齢者の孤立化が課題となっている。
同協議会では、こうした課題を解決するため、高齢者が地域資源情報の受発信を通して社会参加できる、地域メディアのプラットフォーム(土台)づくりを推進。冊子は手引書の位置づけで製作された。
冊子では、コミュニティデザイン、景観と街並み、暮らしの文化、自然などのテーマを設定。それぞれ大学教授や博物館学芸員らの視点から見た、各分野の三浦の魅力をインタビュー形式で紹介している。また、市内で活動する個人団体も掲載。趣味やボランティアなどを通じて、どのように地域とかかわりあっているか事例から知ることができる。
「まず読んでもらい、知らなかった三浦の魅力に気づくことから始めてほしい」と、協議会メンバーの佐々木美智さん。「例えば町の歴史や海辺の景色なども地域資源。自分が好きだと思うことを投稿するとそれが社会参加になる」と話し、活用を呼びかけた。
今後、協議会は集まった地域の話題を取材・編集する市民記者を養成。パソコンやSNSの使い方講座の開催も予定する。詳細は同協議会(市民交流センター内)【電話】046・845・9919
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