27の自治会地区連合会と233の単位自治会にそれぞれ、平塚市が支給している自治会活動の交付金について、市は2013年度から、希望する地域に一括交付する制度を導入する。
一括交付金の制度は、単位自治会からの交付申請を各地区連合会で一本に束ね、概ね小学校区を単位とする地域内で横断的に交付金を活用できるようにする。
現在開会中の市議会定例会で、落合克宏市長は一括交付の導入理由について、「単位自治会の枠にとらわれず、地域の課題や事業に応じた弾力的な運営が可能となり、地域活動が活発になるものと期待している」と述べた。
自治会への交付金は、4月1日現在の加入世帯数などに応じて算出され、その交付額をもとに、各単位自治会や地区連合会が事業計画書や予算書を作成し、それぞれ市に申請している。
13年度から一括交付の選択肢が生まれることで、単位自治会ごとに交付されている予算を横断的に活用し、特定の地域課題に集中して充てられるなど、これまで出来なかった事業計画も可能になる。
市自治会連絡協議会の小川詔三会長は、「地区連合会で一括申請することで、単位自治会の申請手続きが省略される利点はある。交付金の使い方はこれまで充分検討されてきたものなので、一括交付で大きく運用が変わることもなさそうだが、地域ごとに検討はされていくのではないか」と話している。
市は13年度当初予算案に、自治会への交付金として4654万円を計上している。交付金は防犯や防災、環境美化、福祉、教育などの活動に充てられている。
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