等身大の演技 関東掴んだ 江陽中演劇部 創部7年目で初
江陽中学校(森谷勉校長)の演劇部が、「第3回関東中学校演劇発表会・2014関東中学校演劇コンクール」(3月27日・28日/県立青少年センター)に出場する。15日に落合克宏市長を訪問し、コンクール出場の報告と抱負を語った。
同校演劇部は昨年7月の「第24回中地区中学校文化連盟平塚市中学校演劇発表会」で研究会長賞に選ばれ、同12月に行われた「第51回神奈川県中学校演劇発表会」への出場権を得た。県内から14校が参加した同発表会では1位にあたる神奈川県知事賞を受賞し、創部7年目で初の関東大会と、12月の全国大会への切符を手にした。
上演する作品「ふるさと」(作/斉藤俊雄)は、廃校間近の小学校に転校した5年生の女子生徒が、クラスで起きるいじめ問題に立ち向かう物語。主人公の言動が、クラスの子どもたちや教師の意識を変えていく様を描いた。
主人公を演じる部長の杉田春奈さん(3年)は、快活な性格やいじめとたたかう正義感溢れる女子生徒の姿に触れ、「私もこうなりたいと思った」と話す。16人の部員の中で3年生は杉田さん1人のみ。1年生が13人と演劇の経験は浅いが、「先輩は優しくて格好いい」と杉田さんを慕う後輩も成長目覚ましい。
指導にあたる松葉ひとみ教諭は「表現や技術よりも、等身大の演出を大切にしています」という。関東大会に出場するレベルになれば、プロのような演出にこだわる学校も多いが、1年生主体の若さを生かした初々しい演技にこだわる。
落合市長を訪問した部員は、作品の中で歌う童謡「ふるさと」を披露したり、演劇部に入部したきっかけ、関東大会に向けた意気込みを話したりした。落合市長は「関東大会出場は、一生懸命取り組んで気持ちを1つにしてきた結果。得るものもたくさんあるはず。平塚を代表して出場するのだから誇らしい」とエールを送った。
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