平塚市は5月27日、糖尿病の重症化予防事業などを盛り込んだ総額3168万円の一般会計補正予算案を発表した。消防指令センター設備の製造請負契約や「平塚市健康づくり推進条例」などの議案とあわせ、7日から開会する市議会6月定例会に提出する。
糖尿病重症化予防事業は健康寿命の延伸に向けた新たな取り組みとして、糖尿病に関連するHbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)の値が6・5以上で、透析治療の手前にある市民を対象に集団指導を実施する。
対象者は特定健康診査の結果から約400人を見込み、市が8月頃から対象者宅を訪問。生活習慣の見直しを啓発し、集団指導への参加を呼び掛ける。集団指導は食事や運動に関する内容で、約50人の参加を見込んでいる。県委託金を財源に249万円を補正する。
補正予算案には、波力発電関連分野での新産業創出のため、平塚海域での実証実験に向けた産学公の研究会を立ち上げるとして、研究会への委託費30万円を計上。個人番号カード交付臨時窓口の開設期間を延長するための人件費1316万円などが盛り込まれた。補正後の一般会計累計額は822億8168万円。
指令センター設備の請負契約は、119番の受信や出動部隊との交信など指令業務について、大磯・二宮町と共同運用するため、設備やシステムを新庁舎3階に整備する。契約額は5億3460万円。
新庁舎建設の工事請負変更契約では、賃金・物価の上昇や、地中障害物の撤去、汚染土の搬出のため、約2億460万円を増額して建設業者と契約する。
健康づくり推進条例は、健康づくりの基本理念や市の責務、民間の役割、「市民健康づくり推進協議会」の運営などを規定。食生活や運動、休養、喫煙飲酒、歯、がん予防、生活習慣病の重症化予防など、8つの施策に取り組む。
6月定例会の会期は7日〜30日を予定。落合市長が7日に議案の提案理由を説明し、議員の総括質問は16日から始まる。
|
<PR>
平塚版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>